ちょくルートMagazine

2018/06/19

出産・育児で離職中の看護師 92%以上が復職に不安あり 看護師の復職に関する意識調査

出産・育児で離職中の看護師 92%以上が復職に不安あり 看護師の復職に関する意識調査
復職における悩み 1位は「ブランクがあり手技や知識に不安がある」
子どもがいる看護師が転職で重視するのは「休みの取りやすさ」。
子育てと仕事を両立できれば、病院やクリニック以外の選択肢もあるようです。

2010年から看護師の離職率は毎年約11%前後を推移(※)。「家族との時間を大切にしたい」「子育てに集中したい」などの理由で退職し、現在働いていない潜在看護師も多数います。そこでレバレジーズが運営する看護師向け転職支援サービス「看護のお仕事」( https://kango-oshigoto.jp/ )は、出産や育児を理由に離職中の女性看護師125名に復職についての意識調査を行いました。
※ 公益社団法人 看護協会 「2017年 病院看護実態調査」

■調査結果の概要
1. 出産・育児で離職中の看護師 95%以上が復職の意思あり
2. 離職中看護師の約半数が「3ヶ月以内に復職したい」。最も多い理由は「家計のため」
3. 復職に不安を抱く看護師は9割強
4. 復職先の条件は「休み」を最重視。「クリニック」を復職先の職場に希望する看護師が4割弱
5. 復職や復職後の働き方について「インターネットから情報を得る」看護師は約6割

■調査概要
調査名 :看護師の転職、復職についての意識調査
調査方法:Webアンケート
調査期間:2018年5月22日~6月1日
調査対象:20代から60代の女性看護師 125名

1.出産・育児で離職中の看護師 95%以上が復職の意思あり

現在出産・育児で離職中の看護師に「今後、復職を考えているか」質問したところ、「はい」と答えた看護師は95.3%ということがわかりました。

2.離職中看護師の約半数が「3ヶ月以内に復職したい」。最も多い理由は「家計のため」

「いつまでに復職したいか」希望時期を聞いたところ、「3ヶ月以内」が最も多い50.8%。次に「1年以内」(15.8%)、「未定」(15%)という結果に。1年以内に復職したいと考えている看護師が全体の79.9%に上ることが明らかになりました。

復職したい理由については「家計のため」が56.4%で過半数を占め、次いで「子育てが一段落して時間が空いたため」(20.5%)、「社会と繋がりを持つため」(13.7%)が続きました。

3.復職に不安を抱く看護師は9割強

「復職に対して不安があるか」の問いに、「はい」と答えたのは92.2%。離職中の看護師の大部分が、復職に不安を感じていることが明らかになりました。

「復職にあたり抱えている悩み」について、最も多いのが「ブランクがあり手技や知識に不安がある」39.8%、次いで「希望する条件の求人がない」27.6%、「託児所・保育園の条件が厳しい」16.6%という結果に。

4.復職先の条件は「休み」を最重視。「クリニック」を復職先の職場に希望する看護師が4割弱

「復職先の条件で重視する項目」は、1位「土日祝休み」(20.7%)、2位「休みが取りやすい」(20.3%)、3位「家または託児所・保育園に職場が近い」(16.5%)という結果になりました。子供がいる看護師は、休みを重視する傾向にあるようです。

「復職時に希望する職場」で最も多いのが「クリニック」で37.0%。次いで「病院」が30.6%。「その他」(22.2%)には次のような回答が寄せられました。

「大学や企業の医務室」(企業)
「企業の健診センター」(企業)
「保健師として働きたい」(保健師)

5.復職や復職後の働き方について「インターネットから情報を得る」看護師は約6割

「復職や復職後の働き方についてどこから情報を得ているか」の回答で最も多かったのが「インターネット」52.4%。「職場以外の先輩・同僚・後輩」12.1%、「職場の先輩・同僚・後輩」11.3%が続きました。「SNS」も8.1%おり、インターネット上から情報を得ている看護師は合わせて6割に上ることが判明しました。

今回の調査を通じて、多くの看護師が復職に意欲的ながら、「ブランクがある」「条件にあう求人がない」などの理由から不安を感じていることがわかりました。「看護のお仕事」では、全国12万件以上の事業所情報を元に希望条件に合う職場を紹介するなど、経験豊富なキャリアアドバイザーが看護師の復職をフルサポートします。

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