2018年飲食店で最も人手不足だった職種は「サービス・ホール」慢性的な人手不足状態が続く
2018年、求人数が最も多かった職種はサービス・ホール、求人数が最も多かった業態はイタリアンとなりました。
■調査概要
「求人@飲食店.COM」の掲載データより、2018年(2018年1月1日~2018年12月31日)の求人117,969件(正社員およびアルバイト)を対象に職種別・業態別の求人掲載数を調査を実施
2018年職種別求人数トップ10『1位はサービス・ホール』
2018年11月に東京都で発表された有効求人倍率で、飲食の調理スタッフは6.63、ホールスタッフは9.02という結果となっており、ホールスタッフの有効求人倍率は高い水準であります。
2018年の求人数が最も多かった職種は「サービス・ホール」で、32,430件(全体の27.5%)となり、6年連続で1位の職種だということです。(サービス・ホールは2013年以降連続して1位)
またサービス・ホールの求人数を雇用形態別に見ると、正社員よりもアルバイトの求人掲載数のほうが多い(正社員45.6%、アルバイト54.4%)という結果に。
飲食店のサービス・ホールスタッフは、スキル・経験の豊富さよりも、やる気・人柄が重視される傾向にあるため、人件費の安いアルバイトのニーズが高くなっていると推察されています。
さらに2位は調理スタッフで、30,035件(全体の25.5%)、3位の調理補助・調理見習いは17,888件(全体の15.2%)でという結果に。
調理スタッフの掲載数は正社員のほうが多くなり、(正社員56.4%、アルバイト43.6%)、サービス・ホールに比べてスキルや経験を求められている傾向があるようです。
そして、3位の調理補助・調理見習いは2位の調理スタッフとは約1.7倍の開きがあるため、調理系職種は未経験者よりも即戦力として活躍できる経験者の方がニーズが高いと言えそうです。
4位 店長候補・マネージャー、5位 料理長候補となり両者は管理職にあたるため、9割以上が正社員での募集となっていたそうです。
2018年業態別求人数トップ10『1位はイタリアン』
2018年の求人数が最も多かった業態(全19業態)は「イタリアン」で、20,385件(全体の17.3%)、2位は「居酒屋・ダイニングバー」で19,934件(全体の16.9%)、3位は「カフェ・ベーカリー」で16,032件(全体の13.6%)という結果になっています。
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