ちょくルートMagazine

2019/03/25

採用活動へのAIの導入は「書類選考までが適切」とする人が半数以上

採用活動へのAIの導入は「書類選考までが適切」とする人が半数以上
株式会社ワークポートは、全国の転職希望者300人を対象に【AI採用】についてアンケート調査を実施しました。

■調査概要
調査内容:AI採用について
調査期間:2019年3月5日~3月12日
調査対象者:当社利用者
有効回答:300人
※回答の構成比は小数第2位を四捨五入しているため、合計は必ずしも100%にはなりません。

AIによる選考、80%以上が「AI選考は受けたことがない」と回答

転職希望者がAIによる選考を受けたことがあるか聞いたところ、81.3%が「いいえ」と回答しました。
企業がAIによる選考を公表していない場合もありますが、AIによる選考を経験した人はまだ2%程度のようです。

採用活動へのAIの導入は「書類選考まで」と考える人が56.0%

採用活動にAIを導入する際、どの段階までが適切だと思うか質問したところ、「書類選考まで(56.0%)」が最多となりました。

ー回答理由抜粋ー
書類選考までが適切とする理由
「書類選考はAIを導入することで公平な審査が行われると思う」(30代・女性・接客販売)
「一番候補者が多い工程だから担当者の負担を減らせる」(30代・女性・事務)

面接以降はAIではなく人同士で行うべきという意見
人の魅力は対話で判断されるべき」(20代・男性・営業)
「一緒に働く仲間として人物面は実際に会って判断するべきだと思うため」(40代・男性・管理)

AIを「導入するべきではない」という意見もあり
「人生を機械に判断されるのは嫌だ」という抵抗感、
採用活動にAIを導入するにあたって「採用する人材の多様性の欠如」と「AIへの信頼度不足」などを懸念する意見が挙がったようです。

今後AIを導入した採用活動は増えると予想する人が82.0%

今後AIを導入した採用活動は増えていくと思うか質問したところ、「はい」と回答したのが82.0%となりました。

次に、採用活動にAIを導入していることでその企業への志望度は変化するか聞いたところ、64.0%が「変わらない」と回答。また、企業への志望度が低下すると回答したのは20.3%という結果となりました。

今後、AI採用が肯定的に捉えられるためには、採用×AIにおける信頼度の向上、または求職者への理解が鍵となってくるようです。

ー回答理由抜粋ー
選考方法は企業への志望度に直接的には影響しないとする回答
「どう選考するかより、その会社そのものの魅力が重要だと思うから」(20代・男性・教育)
「その企業へのイメージと採用手法は別物だから」(30代・男性・営業)

AIを導入することで志望度が「低くなる」と回答
「データのみで人の良さを見ない感じがするから」(40代・女性・営業)
「個性が認められない会社というイメージが出てしまう」(40代・男性・管理)

求人・採用に関すること、まるごと相談にのります!

採用でお悩みのご担当者様、 どんなことでもお気軽にお問い合わせください。

関連記事

ちょくルートMagazineについて

ちょくルートMagazineは、経営戦略は「人」であると考える経営者、人事担当者向けに人材不足の問題を解消すべく、採用に関するニュースや求職者動向、成功事例を発信するメディアです。特に、自社採用サイトを活用した採用手法をお届けしています。

ちょくルートMagazine