ちょくルートMagazine

2019/06/18

89%のマーケターが位置情報データを使用して売り上げを伸ばす

89%のマーケターが位置情報データを使用して売り上げを伸ばす
Lawless Research and Factualは、マーケターの87%がマーケティングキャンペーンで位置情報やターゲティングを利用し、昨年売り上げを伸ばしていたことを調査結果として発表しました。

※本記事は下記記事の日本語訳になります
Survey finds 89% of marketers seeing increased sales using location data

ニュース概要

昨年、Lawless Research and Factualは、マーケターの87%がマーケティングキャンペーンで位置情報やターゲティングを利用していることを発見しました。
新たに実施された追跡調査によると、使用率は同程度であったものの
・売上の増加(89%)
・顧客数の増加(86%)
・顧客エンゲージメントの増加(84%)
など、結果も改善されました。

2019年の調査は、B2B調査委員会から選ばれた700人の米国のモバイルマーケターで構成され、536の消費者ブランドと164の代理店が参加しました。

位置情報を使用したマーケティングや広告を使用することで、次のようなメリットがありましたか?

Source: Lawless Research/Factual (2019)
オフラインアトリビューションを行っているのはわずか24%
調査対象となった10人のマーケターのうち9人以上が将来的に位置情報データを使用する予定と答えました。しかし不思議なことに、店舗訪問やオフライン測定に使用している、または使用する計画があるのはわずか24%です。レポートによると、「位置情報データの主な用途はターゲティング(67%)であり、52%がオーディエンスエンゲージメント、キャンペーン戦略、およびカスタマーエクスペリエンスまたはパーソナライゼーションのために位置情報データを使用している」という。

なぜもっと多くの人がオフラインアトリビューションを使用しないのが不思議ですが、レポートとアンケートではその質問を掘り下げていない。また、89%が位置情報データの利用によって売上が増加しているとしたら、それはどのように追跡されているのでしょうか。(おそらくファーストパーティ取引データと広告の表示回数を一致させることによって追跡されていると考えられます)
しかし、これら700人のマーケターすべてがEコマース取引を推進しているわけではありません。

現在、キャンペーンで位置情報をどのように使用していますか(または使用する予定ですか)?

Source: Lawless Research/Factual (2019)

モバイルは位置情報データが使用されているメインチャネルです(81%)。しかし、調査によると、マーケターは他のチャンネルでそれを使用することを計画していることがが明らかになりました。それらは、
・高機能テレビ(49%)
・デジタル・アウト・オブ・ホーム(47%)
・スマートスピーカー(45%)
・自動車(28%)
であり、それ自体がチャネルにはなりません。

サイトトラフィックは依然としてトップのKPI
もう一つの非常に興味深い発見は測定に関するものです。これらのマーケターのほとんどは、キャンペーン効果の主要な指標として自社のウェブサイトへのトラフィックを利用しています。これは、位置情報を含むキャンペーンだけではなく、すべてのキャンペーンに関する一般的な声明であると見ています。

「購入または売上げ」、「セールスリフト」、「アトリビューションモデリング」、および「店内訪問」を除いて、これらはブランド指標または「代理指標」であり、具体的な事業成果ではありません。これは利用可能なツールを考慮すると、測定知識の欠如を反映しているように思われます。

デジタル広告の効果を測定するために、次のうちどれを使用しますか?

Source: Lawless Research/Factual (2019)

品質と正確性は、位置情報データのパートナーと仕事をするマーケターにとって最優先の考慮事項です。この点に関してマーケターはますます洗練されてきており、データがどのように収集されているかに関心を寄せる人が増加しました。(62%)

なぜこのニュースが大事か

このレポートでは、チャンネルやカテゴリーをまたいだオーディエンスのセグメンテーションとターゲティングのための水平的ツールとしての位置情報の主流化を示しています。しかし、測定にはまだ長い道のりがあるようです。位置情報のアトリビューションが低いこと(24%)は非常に驚くべきことであり、過去聞いた他のデータプロバイダやプラットフォームとの会話の話とは少し矛盾しています。

レポートで十分に議論されていないもう1つの問題、プライバシーの順守は、位置情報を利用する際にますます重要になるでしょう。来年発効するCCPA(California Consumer Privacy Act)は、マーケターがキャンペーンで第三者の位置データを利用することに大きな影響を与える可能性があります。

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