ちょくルートMagazine

2019/06/21

【Swirl(スワール)広告】Google、3Dオブジェクトを使ったインタラクティブ広告を開始

【Swirl(スワール)広告】Google、3Dオブジェクトを使ったインタラクティブ広告を開始
Googleは、ユーザーが3Dオブジェクトを操作できる新しいディスプレイ広告フォーマット 「Swirl(スワール)」 を発表しました。

マーケターは自社の既存の3Dアセットを利用して、ユーザーが商品オブジェクトを回転させたり、ズームイン/アウトしたりできるようにすることで、ユーザーを引き付ける広告を作成できます。

※Googleの公式告知ページは下記になります(英語)
Deliver more interactive ad experiences with Display & Video 360

ニュース概要

Swirlは、モバイルウェブ向けに設計された新しい没入型ディスプレイフォーマットで、Display&Video360で利用できるそうです。

ユーザーは3Dオブジェクトをあらゆる方向に回転させたり、ズームインやズームアウトしたりして、製品が自分の前にあるかのように操作して、製品をあらゆる角度から見て調べることができます。

大手の香水および化粧品会社であるGuerlain(ゲラン)のような広告主は、Swirlを使ってより良い広告体験を提供しています。人々の注目を集め、ユーザーのモバイルデバイス上で目の前に3Dの香水のボトルがあるかのような体験を提供することによって、ユーザーが香りについてより多くを発見できるようにしています。

※Google公式の紹介ページでの1stビュー写真ではPC画面に広告が表示されていることがわかります。そのため、おそらくこの広告はモバイルで最も効果的に機能しすることが予想されますが、デスクトップに表示することもできる可能性があります。



3Dアセットの現状となぜSwirlが作られたか

マーケターは、没入型のクリエイティブを通じて魅力的な広告体験をユーザにー提供する機会がこれまで以上に増えています。

EC最先端のUSでは多くの企業が3Dアセットの作成に投資して、製品を実際に使用するのと同じように、消費者が製品を自身のデバイスで操作できるようにしています。たとえば、人は車を試乗する前に車内や車外を自身が持っているデバイスで探索することができます。これらはすべて自宅の快適な空間から体験から可能です。

しかし、これらの経験を拡張することは困難な場合がありました。今回GoogleはSwirlによってこれらの3Dアセットのリーチを拡大し、マーケターはより魅力的な広告を制作できるようにしました。

Swirl広告を使ってみた企業の声

"Swirlは全く新しいクリエイティブなキャンバスを私たちに開いてくれています。私達は私達のプロダクトについてのよりダイナミックな情報を顧客に伝えることができます。"

Jean-Denis Mariani
Chief Digital Officer of Guerlain

Swirl広告の始め方

3Dアセットを既にお持ちのブランドであれば、Google Web Designerの3D / Swirlコンポーネント、クリエイティブオーサリングツールを使用して、Swirl広告ユニットを簡単に作成できるそうです。また、Googleの3DプラットフォームであるPolyに新しいエディタが追加されたことで、ブランドや代理店が高品質で写実的なモデルを編集、設定、公開して、没入型ディスプレイ広告で使用するのが簡単になりました。詳しくはこの記事を参照。

Swirlに興味があり、3Dアセットを構築するための支援が必要な場合は、認定された3D制作パートナーも協力している様子です。

※Swirlは限られたベータ版です。
これらの新しいインタラクティブフォーマットの詳細についてはDisplay&Video 360アカウントマネージャにお問い合わせが必要とのことです。

また、Swirlディスプレイ広告のフォーマットは今年の夏の後半に発表される予定だそうです。

まとめ

動画で商品を確認することは今までできましたが、自分の見たいところを見れなかったりしました。Swirlのように自分で商品の見たいところを家やカフェで友人と話ながら確認できるのは、非常に便利かつ購入に繋がりそうですね。

人材系企業がSwirlを活用するとしたら...少し難しいですね。今考えつくものですと、オフィスを3D化して応募者が隅々まで見れるようにする、とかでしょうか。(こんな使い方ができるかは現時点ではわかりませんが)

2019年夏後半にローンチ予定だそうですので、随時調べていきます。

合わせて読みたい

Google、検索結果に3Dオブジェクトを表示スタート
https://ad-vantage.jp/chokumaga/commentary/news0000102.html

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