ちょくルートMagazine

2019/06/26

Google、リスティング広告にサイト訪問者数を表示するテストを行う

Google、リスティング広告にサイト訪問者数を表示するテストを行う
Googleがリスティング広告にサイト訪問者数を表示するテストを行っているのを、USでのTwitterユーザーが発見しました。

まだテストの段階の様子ですが、この仕様が実装されたらどうなるかを解説させていただきます。

※本記事は下記記事の日本語訳になります
Google tests showing weekly site visits in automated ad extension

ニュース概要

Googleには、リスティング広告に表示できる自動化された拡張機能がいくつかあります。販売者の評価、通話機能表示、動的なサイトリンクなどです。現在、サイトの人気を際立たせる新しい仕様をテスト中です。

ボストンのKoMarketingでデジタルマーケティングストラテジストを務めるKristie TC Liu氏が発見した情報によると、WeWorkの広告の広告表示オプション(自動)には「今週の10K +訪問」と書かれており、先頭に人物アイコンが表示されています。ここでの訪問とは、店舗への訪問ではなく、ウェブサイトへの訪問を意味します。

社会的信頼性のテスト

この広告表示オプションはWeWork BostonのリンクされたGoogle Analyticsのアカウントを利用していると思われますが、Googleはそれ以上の詳細を明らかにしていません。
“われわれは広告主とユーザーの体験を向上させる新しい方法を常にテストしているが、現時点で具体的なお知らせはありません。”とGoogleの広報担当者はSearch Engine Landに語りました。

なぜこのニュースが大事か

Googleは常になにかしらのテストを行っています。もしこの仕様がユーザ体験の向上(この場合、CTRの向上)に繋がったならば、正式実装される可能性があります。そしてそれは、アクセスが多いサイトにとって、よりアクセスを集められる追い風となるでしょう。
例えば今回のケースでは、広告オプションの拡張機能を使用しブランドサーチで検索結果に表示しています。これがノンブランドクエリで適用されるのかどうかはわかりません。

まとめ~ライター所感~

ユーザー視点で考えたら、良い仕様ですね。他に閲覧しているユーザーが多いなら、信頼性の証明になります。私でももし何か検索をしてこう表示されたら、「そんなに他の人も見てるなら見てみるか」となります。

サイト運営者や広告主から見れば、この仕様によってサイト間格差がより広まる、と思います(仮に実装されればですが)。大規模サイトはますますアクセスを集めて強くなるのではないでしょうか。

しかし、求人を出している中小企業が負けるかというと、そうでもありません。オーガニック枠(自然検索枠)にはIndeedや求人ボックスなどが表示されますので、それら求人検索エンジンに対応し、適切な対応を行い無料枠に掲載し、適度に有料広告枠も使用していけば求職者に自社の求人は届けられます。

Googleは色々な仕様を試して変更も行います。しかし、適切な自社採用サイトを構築し、適切な運用を行うという基本をしっかり抑えれば、こういった変化にもそこまで怯えることはないので、まずは自社採用サイトの運用をしっかり見直していきましょう。

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