ちょくルートMagazine

2019/07/08

Google、7月9日に広告ブロッキングを世界市場に広げる

Google、7月9日に広告ブロッキングを世界市場に広げる
かねてよりChromeに実装されると告知されていた"迷惑な"広告ブロッキングですが、2019年7月9日、ついに世界的に実装されます。

※本記事は下記記事の日本語訳になります
Google extends Chrome ad blocking to global markets on July 9

ニュース概要

パブリッシャーはBetter Ads Standardsに準拠しているか、Chromeでブロックされている自分のサイトの広告を確認する必要があります。

Googleは2018年2月、北米と欧州で「迷惑な」広告広告フィルタリングを実施しました。これは2017年に事前に発表されたもので、パブリッシャーにCoalition for Better Ads (より良い広告のための連合) が策定した広告基準を採用させることを目的としていました。

Chromeは世界のブラウザ市場の64%を占めています

Coalition for Better Adsが定めた"迷惑な広告"12種類. Source: Coalition for Better Ads

この業界団体は、消費者向け広告ブロックの増加に対応して設立されました。現在、Chromeの迷惑広告フィルタリングは世界的に広まっており、7月8日に北米とヨーロッパ以外の市場にも展開される予定です。Google Chromeは、世界のブラウザの市場シェアの約64%を占めています

われわれは以前、Chromeの広告ブロックと、それがパブリッシャーやマーケターにとって何を意味するのかについての詳細な議論を公開しました。(Googleの広告ブロックについてはこちらをクリックしてください)

つまり、Better Ads Standards(上記の)で禁止されている4タイプのデスクトップ広告か8つのモバイル広告カテゴリのいずれかを実装しているサイトでは、それらのユニットや、場合によってはサイト上のすべての広告がブロックされる可能性があります。

迷惑広告のフォーマットには、ポップアップ、音声付き自動再生ビデオ広告、レスティティシャル広告、点滅/アニメーション広告、大型スティッキー広告、フルスクリーンスクロールオーバー広告などがあります。

基準を満たさない不快な広告は表示されない

Better Ad Standardsを守っていないサイトにユーザーがアクセスすると、Chromeのフィルターがページ上に表示される広告をブロックします。ユーザーには広告がブロックされたことを示すメッセージが表示されますが、「このサイトで広告を許可する」という機能があります。

Chromeの「広告ブロック」のグローバルな展開は、Googleのエンジニアがブラウザ拡張APIに対する変更を検討しているときに起こります。これにより、ほとんどのサードパーティ広告ブロッカーとプライバシー拡張が無効になる可能性があります。

なぜこのニュースが大事か

北米およびヨーロッパのパブリッシャーサイトの大多数がBetter Ad Standardsの基準に合格しているため、ユーザーとパブリッシャーの広告売上への影響は最小限に抑えられています。しかし、50%が広告ブロッカーを使用しているアジアでは、影響が大きくなる可能性があります

まとめ~ライター所感~

長期的な目線で見れば、広告主にとってもプラスになる変更です。理由として、誤タップを誘発する広告は結果的にその広告を配信している企業イメージを悪化させたり、ユーザーが広告そのものを嫌いになり、結果広告の効果が悪化するからです。

この記事を読まれている方の身近にも、「広告は絶対クリックしない!」と言われる方いらっしゃるのではないでしょうか。

こういった"無理にでもクリックさせようとする広告"が減れば、広告に対する悪い印象も減っていきます。よって、長期的な目線で見れば、広告をクリックしてくれるユーザーも増えていくと考えられます。

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