ちょくルートMagazine

2018/09/13

【速報】Googleの求人検索サービスGoogle for Jobsがアラブ諸国でリリース!

【速報】Googleの求人検索サービスGoogle for Jobsがアラブ諸国でリリース!
Googleは2週連続で「Google for Jobs」のリリースを発表しています。

そのローンチ国の傾向からすると、英語圏以外の展開も進み始めていているようです。

9月10日にGoogleが求人検索サービスのアラビア語版をリリース

Googleは9月10日から、アラビア諸国のGoogleサーチ上で求人情報検索を行うと、職務内容だけでない、給与や会社のクチコミ情報も掲載するGoogle for Jobsが使えるようになったとアナウンスしました。

このGoogle for Jobsには勤務地や雇用形態などでフィルタリングする機能もあり、求職者にとってはより自分の好みに応じた求人を探しやすくなっています。

中東・北アフリカのマーケティング統括をしているTarek Abdalla氏は次のように述べています。

「人材をスキルや興味分野によって適切な職につなげていくことは、Googleの世界中の情報を集約・整理して誰にでもアクセスできるようにするというミッションの延長上にあるものです。

このGoogleサーチに新しく加わった素晴らしい機能によって、ローカルな求人ポータルを横断して検索して仕事情報を提示することができるので、求職者はより適切な仕事情報に出会うことができるようになります。

また、求職者は任意の検索条件に合致する求人が公開された時にアラートメールを受信することができるため、応募すべき求人をすぐに見つけられるようになります。

我々、Googleは検索の進歩と進化がアラブ諸国にもたらされたことと、最新のプロダクトアップデートで人々のニーズを満たせるようになったことを誇りに思います。」

ローンチ時は11の求人ポータルサイトと提携

Googleは中等と北アフリカをカバーする11のローカルな求人ポータルサイト

BaytWUZZUF,Forasna,
EmploiticNovojobRekruteJobzellaWzayefAkhtaboot,Laimoon,GulfTalent
)と提携しました。


この求人検索機能は求人マッチング業界との深いコラボレーションの末に誕生したもので、

他の求人ポータルもhttps://developers.google.com/search/docs/data-types/job-posting
に記載のある処理を実装することで、Googleの求人検索サービスに加わることができます。

提携している求人メディア担当者の発言

Bayt.comのジェネラルマネージャーであるOmar Tahboub氏は、次のように述べています。

「Googleが求職者の活動をより活気づけ、何千もの求人情報が掲載されているBayt.comで転職の機会が得られるようになることを喜ばしく思っています。

毎月、求人の検索においてはGoogleから4百万以上の人々が我々のサイトに流入しています。

また、求人情報の検索においては検索結果ページに置いて正しい位置にわかりやすく表示されていることが求職者にとっては非常に有益です。

たとえこの求人検索機能が試験段階であったとしても、我々は求人情報を掲載している企業にも求職者にも大きな利益をもたらしていることを確認しています。Bayt.comはこれからも中東および北アフリカの求職者がより活動しやすくなるよう、頑張っていきます。」

またBasharSoft社のCEOであるAmeer Sherif氏もこのように述べています。

「エジプトのトップ求人サイトであるWUZZUFとForasnaを運用しているが、Googleのオーガニックサーチから我々の求人サイトにたどり着けることは、求職者にとっても魅力的なことです。

現在、我々のサイトにGoogleがインデックスしている構造化マークアップ実装済の求人詳細ページがあることで、求職者にとって、求人検索は今までよりも圧倒的に便利で使いやすいものになっています。

Googleが作り出した求人情報検索専用のアルゴリズムが自社の求人サイトの情報を検索できるようにすることで、より多くのエジプト人が今までよりも簡単に求人情報を探し出せるようになっています。」

MENA(中東・北アフリカ)エリアでの求人検索トレンドとは

Googleトレンドのデータが示すところによると、アラビア語における求人検索の量が一貫して増え続けていることがわかります。

Googleトレンドでは、過去5年間においてアラビア語での求人検索に関わる検索活動が最も多かったのは2015年8月だったとのことです。
このデータでは2017年においては夏期に急激な検索量の増加があったとのことです。

Googleの検索にかかるデータは地域ごとに検索傾向に大きな違いがあることも示しています。
2017年のアラブ首長国連邦では、教育、栄養士、旅行関係の求人検索が最も多く、サウジアラビアでは政府公務員、報道関係、公共事業についての求人検索が最も多かったようです。

それに対してエジプトでは交通機関やエンジニア、司法関係が人気でした。

英語圏以外への展開も進み始めています

先日はスリランカ、パキスタン、バングラデシュに公開されましたが、徐々に英語圏以外にも広がりを見せつつあります。やはり日本および東アジアへの上陸は近いかもしれません。
これからも最新情報を引続き発信してまいります。

株式会社アドヴァンテージ、株式会社ウィルビーはGoogle for Jobsの無料セミナーを行っておりますのでぜひご参加くださいませ。



 

原文: New Google Search Feature Launches for Job-Seekers in Arab World

株式会社ウィルビー 藤原祥雄

株式会社ウィルビーにて求人サイト構築パッケージ『JobMaker』の営業、導入、カスタマイズ支援を担当。本案件にかかる欧米のTATech、 HRTech領域のマーケット、技術動向を調査を担当。
ペンシルバニア州立インディアナ大学大学院応用言語学専攻修士課程卒業。

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