【英→日翻訳&まとめ】Google Cloud Talent Solution事例~ジョンソンエンドジョンソン編~
いつも海外HRのマニアックな記事を書いています。
情報感度の高い社長&採用担当者さまは、 Cloud Talent Solution(旧Cloud Job Discovery) は気にはなっておられると思います。
Cloud Talent Solution の詳細は別記事に譲るとして、気になるのは事例です。頑張れば事例ページに辿り着けるのですが、そこはやはり英語です。
今回の記事は、グローバルブランド「ジョンソンエンドジョンソン」のGoogle Cloud Talent Solution事例英語ページを発見しましたので、翻訳し概要をまとめさせていただいきました。どうぞ!
Google Cloud Talent Solution導入成果
ジョンソンエンドジョンソンが Cloud Talent Solution を活用することによって、
以下の結果を得られたと発表しています。
- Cloud Talent Solutionはより良い検索結果を求職者に提示し、良いマッチングに繋がった
- クリックスルーを45%増やし、自社採用サイトのエンゲージメントを向上
- ビジネスにおいて重要な役割を果たす求人に対し、優秀な応募者数が41%増
- 求職者の検索ワードに対してより関連性の高く、より求職者にマッチする検索結果を表示できるようになった。
- 求職者からのフィードバックを測れるようになった。
Google Cloud Talent Solution導入経緯
Johnson & Johnsonグローバル採用副責任者である、Sjoerd Gehring氏は以下のようにコメントしています。
( Global VP of Talent Acquisition, Johnson & Johnson= Johnson & Johnsonグローバル採用副責任者)
自分のすぐ目の前に、明確にキャリアアップの機会があることは認識しているのに、それが正確にはどこにあるのか、どのようにして見ればいいのかいいのががわからない。
雇用者も自社に正しくマッチする応募者を獲得するために、同じような課題に直面しています。
多くの企業、とりわけ大企業では、自社の様々な重要なポジションに対し業務に適した優秀な人材を採用配置できていません。
自社採用サイトは、会社の未来に対し大きな変化と革新を推進する人材の採用における「正面玄関」です。
しかし、自社採用サイトというものはしばしば十分に活用されていません。
もし求職者が検索で素早く自身にマッチした仕事を見つけられない場合、彼らはおそらく別の企業の自社採用サイトや求人サイトへ移動してしまいます。
あまりにも頻繁に、企業と求職者双方にとって良いマッチングが失われています。
もし求職者が探す求人が適格に検索結果に表示されたら、これらのことは避けられたでしょう。
—Sjoerd Gehring, Global VP of Talent Acquisition, Johnson & Johnson
(Global VP of Talent Acquisition=グローバル採用副責任者)
同社は常に自社採用サイトにさまざまなオープンジョブが存在していますが、オンライン求職者と応募可能なポジションの間に強いマッチが存在する場合でも、検索結果は強調表示されず、適切な検索結果を表示しないこともあります。
ユーザーインターフェースは直感的ではなく、求職者は自身にとって理想的な仕事を簡単に見つけることができませんでした。
Jibeは、機械学習を使用して求人情報と求職者の興味と応募資格をよりよく照合するGoogle Cloud Talent SolutionをJ&Jに導入しました。
Google Cloud Talent Solution導入結果
Jibe創業者兼CEOである Joe Essenfeld氏は、以下のようにコメントしています。
よりスマートになった求人検索と求人リコメンドで、J&Jはわずか数週間で自社採用サイトの有効性を向上させました。
「JibeとGoogleは大企業が多くの時間、費用、または社内リソースに投資することなく、応募者の検索体験に大きな違いを生み出すことを簡単にしました。Google Cloud Talent Solutionを使用しているため、自社採用サイトの検索結果は急激に向上しています。」
Google Cloud Talent Solutionでは求職者と求人の関連性が高まります。
なぜならGoogle Cloud Talent Solutionは求人のタイトル、説明、業界専門用語、スキルのニュアンスを把握し、洗練された分類や関係性モデルを基にした求職者の好みに対してマッチする関連性のある求人を提示します。
求職者の検索ワードと雇用者の求人情報を解読し、求人情報を最適化して求人結果に反映、求職者が余計な検索をする手間を省きます。
Google Cloud Talent Solutionを自社採用サイトと統合して以降、自社採用サイト内の各検索において優秀な応募者が41%の上昇、そしてCTR(クリックスルーレート)が45%増加しました。
「私たちはよりパーソナルなアプローチを取って実際に求職者と繋がることができ、採用戦略としては一歩抜きん出ました」
「今日の求職者は、将来勤めるかもしれない会社の自社採用サイトが、他のクラウドサービスのように機能することを期待しています。
Googleの機械学習と人工知能を使用することで、J&Jのような顧客がより良い検索結果を得られ、求職者が検索する際に彼らへマッチする可能性が高い仕事を彼らに返すことができる」
—Joe Essenfeld, Jibe創業者兼CEO
J&Jは、JibeとGoogleと協力して、自社採用サイトをさらに効果的にする新しい機能を提供しています。変革的で魅力的な体験を求職者に提供することにより、J&Jはより魅力的に映る雇用者であり、ブランド価値を高めます。
毎年何百万人もの人々との交流により生まれた、徹底して可視化されたフィードバックにより、募集採用プロセスを継続的に改善しています。
まとめ
別記事にて「Cloud Talent Solution は多くの求人を扱う求人サイトによりマッチする」という仮説を書きましたが、それを裏付けるような結果の様子です。
ジョンソンエンドジョンソンのように、”毎年2万5,000人の求人募集に対して約100万件の応募”とはいかなくても、数百~千求人を扱う求人サイトでもCloud Talent Solutionは力を発揮するのではないかと感じます。
データの出し方見せ方にもよって色々変わってくるので、今発表されているデータのみを信じるのは怖いですが、派遣会社や多くのチェーン店を持つ企業などの自社採用サイトに対しては、導入の検討有りだと感じます。
ジョンソンエンドジョンソンの自社採用サイト(キャリアサイト)
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