【Hire by Google】Google for Jobs連携しているGoogle Hireについて徹底解説
“Google for Jobsはチラホラ記事を見かけるようになったから、なんとかくわかる。
ただよく一緒に話されるHire by Googleは一体何だ?
調べてもこっちは出てこない”
というお声を頂きましたので、調べました。書きました。
一言で表すとATS(採用管理システム)ですが、そこはGoogle。
色々特徴がありますので本記事を読み進めていただければと思います。
Hire by Googleとは何か?
Googleが作ったATS(採用管理システム)です。
特徴としては、
・Google for Jobsとの連携
・他Googleサービスとの円滑な連携
・タレントプール形成&蓄積
・自社採用サイト構築
・採用管理システム上で求職者の使用SNSをまとめて把握、バックグラウンドを知れる
・チーム間の簡単な情報共有によって応募者対応を早められる
・用意された求職者対応メールテンプレート
・システム内検索の際、Google検索が検索者が求める情報を検索結果に表示
・Gsuiteと完璧な連携
・Google Spread Sheatに採用データをエクスポート可能
となります。盛り沢山ですね。下記動画からも大まかなサービス内容を感じられると思います。
Google系サービスとの連携性が非常に高いので、各種Google系サービスを使用している企業にはとても合うのではないかと感じます。
※注意点として、GoogleのGsuiteを導入していることが必須だそうです。
特筆すべきHire by Googleの特徴
自社採用サイト構築及びGoogle for Jobsとの連携
まず第一にこれですね。今後日本の人材業界を激変させるといわれるGoogle for Jobsへの対応です。
厳密に言えば自社採用サイト構築ではなく、既存の自社採用サイトにHireで作成した求人原稿を連携、掲載し、その原稿をGoogle for Jobsに読み込ませます。
見出し写真の採用サイトの求人原稿は、写真にもある通りにGoogle for Jobsに読み込まれていました。
他Googleサービスとの円滑な連携
GメールやGoogleカレンダーと連携することにより、応募が入った際にGメールでの確認が出来たり、Googleカレンダーで面接予定を入れたものがHireにも同期されます。
Googleが動画を出しているので、ぜひご覧になってください。
Gmail
Google関連サービスとの連携により、採用活動の多くをGoogleのサービスで完結できるので、色々な会社の色々なサービスを行ったり来たりする必要がありません。
タレントプール形成&蓄積
日本の人材業界はGoogle for Jobs対応が急務となっておりますが、アメリカではメジャーとなったこの「タレントプール」という概念も今後人手不足の日本では重要になってきます。(詳しくは別記事にて)
過去の応募者を全て蓄積しておくのですが、採用には至らなかった応募者の中には、優秀で自社に強く興味を持ってくれたがたまたまその人に合う仕事が無く、採用に至らなかったケースが多くあると思います。
タレントプールは、高いポテンシャルを持つ候補者を再び探すために、あなたが持つ候補者データベースを検索します。
過去に面接で高い評価を得たが採用には至らなかった人材や、内定を出したが断られた人材が検索結果に表示されます。
データベースに記録されたこれらの候補者達は、新しい職責に良くマッチするでしょう。
Googleが培ってきた高い検索性により、過去の応募者検索をスピーディに行えます。
また検索の際、Googleの検索技術が検索を補助します。
例えばフロントエンジニアと検索した場合、あなたはHTML、CSS、JavaScriptができる人材を欲していると理解します。
"OR"や"AND"を使用した面倒な検索オプションは必要ありません。検索結果は各候補者の各スキル経験をランク付けするため、よりスキルの高い専門家が一番上に表示されます。
この検索機能をcandidate discovery(候補者発見)というのですが、実際の動作は下記の動画を見てもらえたらと思います。
candidate discovery
Hire by Googleの事例
数値データは見つからなかったのですが、ユーザーボイスはありましたので、訳しました
VISHAL VAKHARIA
Director of Talent, JOOR
チームは実際にHireを使用しての仕事を楽しんでいます。採用プロセスを合理化し、より迅速に雇用することができました。
SUSAN ANDERSON
HR Lead, YugaByte
私はスケジューリング機能が大好きです。一度に複数の面接官と部屋を予約することができます。さらに、面接者が招待を受け入れたかどうかはすぐにわかります。
HENDRICK LEE
VP of Product, LeanData
Hireは私たちの採用プロセスを非常に効率的にしました。候補者データをチーム間で可視化できることが大変素晴らしい。
加えて、Hireを導入した自社採用サイト下記になりますになります。
▼自社採用サイト
https://paceavenue.com/joinpaceavenue/
https://www.alertus.com/careers/
▼連携したHireの求人
https://hire.withgoogle.com/public/jobs/paceavenue/view/P_AAAAAACAAADKhs8USHlITb
https://hire.withgoogle.com/public/jobs/alertuscom/view/P_AAAAAACAADKKcvB8SESyLG
Hiire by Googleのターゲット企業は?
アメリカの企業の従業員1,000人以下の中小企業です。
とはいえ、最近更新された下記ページでは上限は応相談となっているので、
従業員1,000人以上の会社でも使える可能性はあります。
https://hire.google.com/pricing/
残念ながら日本ではまだ展開しておりませんが、Google for Jobsがいつ日本にきてもおかしくないように、Hireもいつ展開され始めてもおかしくありません。
逆にGoogleをサービスをあまり使用していない企業は、SonarやRPMなどの採用管理システムの方が合うと感じます。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
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