企業がSNSを採用に活用する方法は?ソーシャル世代へのアプローチ
そんな中、SNSを活用し変わった採用手法で、学生にアプローチする中小企業が増えています。
そもそもSNSとは?
中でも世界一のアカウント数を誇るFacebookの国内年代別利用者の割合は、2017年7月総務省調べで、30代が最も多く次に40代、20代、50代がほぼ均一という結果でした。
プライベートだけでなく、ビジネスシーンで様々な人たちと繋がる為に活用する人が急増した事が大きな要因と言えるでしょう。
SNSを採用に活用するには?
企業が採用を目的にSNSで情報発信を行うことは、求人票では伝えられない会社の魅力を伝えることに適しています。学生は企業研究をする際、企業HPは勿論のこと、FacebookやTwitterの企業アカウントも閲覧しています。企業のコーポレートサイトでは事業内容や会社規模などをチェックしていますが、SNSの場合は逆にコーポレートサイトに書いていない情報を探していますので、同じような内容であれば離脱するでしょう。SNSでは働く人や、会社の雰囲気が分かる社内イベント、また社員のコメントなどが見られるのではないかと、学生は期待しているのです。
SNSが普及する以前は、志望大学選びの際、公式HPやパンフレットを見て表面上の情報しか取得できませんでしたが、現在は、Facebook・Twitterで各大学のゼミやサークルなど、学校生活がイメージできる情報を取得できるようになっただけでなく、今や受験前から他校の受験者同士で友達になる事もできるようになっています。
「フォロワー数1,000人以上!」が就活セミナー参加条件!
ではSNSを活用した企業はどのような採用を行っているのでしょう。クルーズ株式会社が開催する「インフルエンサー就活」では、SNSのフォロワー(自分の投稿を見られるよう登録した人)が1000人以上の人しか参加できない就活セミナーを開催しています。
フォロワーを増やすというスキームはビジネスシーンでいうと、「ユーザーが何を求めているのか」を考えるのと同義とし、同社ではSNSを採用に活用しています。
フォロワー数が個人の価値を表すもの、またフォロワー数が多い人は情報に敏感である、同社の求める人材をSNSを活用し、集めることに成功しています。
この場合、就活生のソーシャルメディアはまさに「リアル履歴書」といえますね。
他にも、採用担当者がSNSの個人アカウントを見て採用の合否を判断するという企業もあるようです。
採用の目的によって企業がSNSを活用することはひとつ有効な手段ですが、情報が漏洩する可能性もあるためリスク管理は必須です。まずはSNSで発信するには、どんな投稿が面白いと思ってもらえるのか、自社で発信できる情報を集めてみてもいいかもしれません。
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