ちょくルートMagazine

2018/09/12

ゴールを決めるために必須!インターンシップ期間まとめ

ゴールを決めるために必須!インターンシップ期間まとめ
これから先、労働人口減少が進むとみられる日本では、インターンシップ制度を利用する導入企業が増えています。
簡単に言うとインターンシップ=職業体験ということですが、これらを利用する事でどのようなメリットが生まれるのでしょうか。
インターンという言葉を初めて聞いたという人のためにも、実例をあげながらまとめて見ていきましょう。

インターンシップにも種類がある

インターンシップと言っても、3つに分類でき、大きく分けると1日で完結する「1DAYインターンシップ」、1週間から1か月程度の「短期インターンシップ」、3か月から1年以上続く「長期インターンシップ」があります。

それぞれのインターンシップには特徴があり、それを踏まえて開催していくことになります。

「1DAYインターシップ」を導入している企業の特徴

最も多く取り入れられているのが1DAYインターンシップです。
その名の通り1日で完結するために、ワークショップや体験イベントと呼ばれることもあり、気軽に参加できるのが特徴です。実際の導入企業は、誰でも知っているような大企業やベンチャー企業で多く開催されています。

1DAYインターンシップは、いろいろな業種で行われていますが、職業体験を1日で行うというのは難しいことも多く、業界の説明や業務内容の説明といったことが行われることが多くなっています。

その一方で、タクシー会社がタクシー1日乗車体験といった参加型のイベントを行ったり、電子部品メーカーが実際の生産工場の見学を行ったり、学生参加型の1DAYインターンシップを行う企業も増えてきているのです。

今までの企業説明会型では、企業側が一方的に自社について話すことが一般的でしたが、
こうしたインターンシップの導入企業では、ディスカッションを取り入れることも多く、企業側の意見だけでなく、学生側も意見を交換するといったことが積極的に行われています。

さらに、1DAYインターンシップは、授業やアルバイトの合間に気軽に参加できます。
多くの学生が参加できる仕組みとなっているので、就職活動をする際には複数のイベントへ参加しているという人も増えてきているのです。

短期休暇を利用して仕事を学ぶ「短期インターン」

短期休暇を利用して行われるのが、短期インターンシップで、1週間から1か月ほどかけて行われることが多く、より実践に近い職業体験が出来るのが特徴です。

例えば、宇宙開発に携わっている企業では、宇宙機の運用方法などをグループで取り組んで企画・提案を行っています。
また、人工衛星の観測性の変化を、実際に地球周辺を回っている観測衛星を利用して計算するなど、現在の宇宙業界をリアルに体感できるインターンシップを開催しています。

宇宙に憧れているから宇宙開発事業の業界へ進みたいという漠然とした思いだけでなく、実際にはどのようなことが行われているのかをしっかりと見極めて進路について考えることが出来る、学生にとっても有益なインターンシップとなっています。

しかし休暇を利用して行われるため、人気企業の短期インターンシップは応募が集中することも少なくありません。
選考に残った人のみが参加できるインターンシップでは、インターン選考に合格するための準備も必要であり、企業側が学生の本気度を見るいい機会とも言われています。

アルバイトと同じように給与も発生する「長期インターン」

まだ導入企業は少ないものの、ベンチャー企業を中心に長期インターンシップを取り入れる企業もあります。3か月から半年といった長期に渡る期間、中には1年以上働き続ける学生もいます。

この長期インターンシップの特徴は、1DAYや短期インターンシップとは異なり、給与が発生するという事です。

学生側にとって長期インターンのメリットは、営業・マーケティング・人事といった業務を、社員と同じように経験できるということです。

もちろん学生であるために、いわゆるビジネスマナーや業務内容に関しては不安に感じる人も多いでしょう。しかしこうした長期インターンシップでは企業による研修制度を設けていることもあり、たとえ未経験であっても安心して応募・働くことが出来ると考えられています。

明確に希望する業種が決まってる学生だと、大学入学と同時に、こうした長期インターンシップに応募して、アルバイトは経験せずにインターシップを利用して職務経験を積み重ねていくというパターンもあります。

学生にとってメリットが大きいと感じるインターンシップですが、企業側にとっても有益なことは多く、インターンシップを開催するという事は、自社のPR活動にもつながるため、競合する同業他社よりも学生にアピールできることは魅力のひとつと言えます。

採用後のミスマッチを防ぐことは前にも述べていますが、離職を防いで新しい人材を確保できることは、企業の成長にもつながることでしょう。

インターンシップは学生と導入企業の双方にメリットがある

以前は、医師や弁護士といった特定の業種において導入されていたインターンシップですが、いまや多くの企業に広がりを見せています。
インターンシップを導入するメリットとしては、学生と企業側にとって入社後のミスマッチを減らすことが期待できます。

新卒で大学生を採用した場合、3年間でおよそ3割の人が離職してしまうと言われています。
憧れの業界に入社したはずなのに、入ってみたら思っていたイメージとは違っていた、と話す新入社員は少なくありません。

せっかく時間と労力とお金をかけて新入社員を採用しても、ミスマッチが原因で離職者が相次いでしまえば、企業にとって大きな痛手なのです。

さらにインターンシップ導入企業にとっては、学生に自社をPR出来る機会であるだけでなく、新入社員の離職率を減らすことで、企業の成長に結びつけるといったメリットを生み出すことが出来るのす。
求人への応募を待つだけではなく、積極的にインターンを企画し、攻めの採用を行いましょう。

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