2018年自社採用サイトを業界別比較!デザイン構成まとめ11選
今回はデザインや構成の参考になる素敵な自社採用サイトを紹介します。
新卒向けか中途採用向けは分けずに紹介するため、自社サイトのイメージをふくらませるのに役立ててください。
自社採用サイトで求人する方法
会社主体で行う採用方法には色々な種類があります。
その1つとしてあげられるのが自社採用サイトの運営です。
今の就職市場においてインターネットは非常に使われるツールです。
そのため、ふだんから魅力的なサイトを作成し情報を発信しておけば、自社の理念に共感してくれる優秀な人材を確保できる可能性が高いのです。
また自社採用サイトは会社の資産として手元に残ります。
効果が広告のように掲載中の一定期間のみ得られるわけではなく、運営実績に対し効果が比例します。
最初は構築のための費用や工数が必要ですが、長期的な運用を視野に入れた場合は非常にコストパフォーマンスが良いのが特徴です。
自社採用サイトの運営は採用方法の中でも合理的なものと言えますね。
IT業界の自社採用サイト
ではさっそく業界別に自社採用サイトを見ていきましょう。
まずはIT業界から紹介します。
楽天
Amazon
レバレジーズ
さすがIT業界と言える無駄のないデザインはぜひ参考にしたいところですね。
楽天
まず1つ目はIT業界の中でも大手である楽天の自社採用サイトです。
社員の写真を多く使ったデザインは実際に勤務した後の様子が想像しやすいですね。
トップページから社員紹介へ誘導するなど、企業ネームだけでなく業務内容にフォーカスしているのが印象的です。
Amazon
続いてアマゾンジャパンの自社採用サイトです。
アマゾンの部署は細かく分かれています。
そのためかトップページからすでにどの部署を志望しているのか閲覧者に問うデザインです。
表示後、真っ先に目に入るサイト上部にメニューを設置し、どんな情報を得られるか明確にしているのもポイントですね。
レバレジーズ
IT業界から紹介する3つ目はレバレジーズの自社採用サイト。
さきほど紹介した2社とは雰囲気が違い、いかにもIT業界らしい凝ったデザインが特徴的です。
一度でも目にしたら記憶に残るようなおしゃれなデザインにするのも良いですね。
アパレル業界の自社採用サイト
華やかなイメージを抱かれやすいアパレル業界からは2つの自社採用サイトを紹介します。
ファーストリテイリング
レナウン
自社のブランドイメージを表現した採用サイトに注目です。
ファーストリテイリング
アパレル業界の1つ目はファーストリテイリング。
ファーストリテイリングの採用サイトは、自社の看板であるユニクロやGUの存在が1目でわかるデザインです。
ところで、ファーストリテイリングの打ち出すユニクロやGUといえば、安価で品質の良いものをそろえているイメージがあるのではないでしょうか。
しかし、ファーストリテイリングの採用サイトはモノトーンをベースにした洗練されたデザイン。決して安価には見えません。このように消費者のイメージに答えるばかりではなく、「会社」として外からの見え方をコントロールするのも大切です。
レナウン
アパレル業界の2社目はレナウンです。
レナウンは1902年に創業した歴史あるアパレル企業です。
採用サイトはアパレル業界の華やかなイメージとは一転。あくまでもユーザービリティを追求したシンプルなものです。
しかし、レナウンの組織図や企業情報などの基礎的な部分はもちろん、ISOへの取り組みや組織図などの深いところまで掲載しています。情報量が圧倒的に多いのは明らかです。
大手を選ぶ入社希望者は複数の自社採用サイトを見比べていることでしょう。
その時にレナウンのように情報が充実した採用サイトをつくっておけば、より企業研究を重ねる優秀な人材が志望する可能性が高まります。
不動産業界の自社採用サイト
次に不動産業界の自社採用サイトを紹介します。
株式会社イデアル
MDI
観光業界の自社採用サイト
家は暮らしを支える重要なもの。
それを担う業界だからか、自社採用サイトは会社の理念を大きくアピールしたものが多い印象でした。
イデアル
不動産業界の1社目はイデアルです。
印象的なキャッチコピーとともに社員のアップ写真が表示されるイデアルの採用サイト。
さらにスクロールをしていくと、「仕事に対する考え方から、プライベートまで分かる本音アンケート」など社員にフォーカスした情報が多く掲載されています。
役員を含めた10名以上の社員の顔写真を掲載することで、非常に信ぴょう性のある採用サイトに作り上げています。
MDI
対して、2社目のMDI(Miyama Development International)はあえて人物をぼかし、スタイリッシュなイメージを作っています。
社員紹介こそありますが、各部署ごとに限られた人数の掲載です。
しかし、1人1人に1000文字以上のボリュームあるインタビュー記事を作成。
それぞれの社員がどんな思いで仕事に取り組んでいるのかわかりやすく、希望の部署がある人にとっては非常に有益な内容です。
KEN Corporation Ltd.
同じくスタイリッシュな採用サイトをもっているのはKENcorporationです。
KENcorporationは高級不動産の総合シンクタンクとして独自の不動産ビジネスを展開しています。
そのためか、採用サイトもブラックをベースとした高級感のあるデザインです。
観光業界の自社採用サイト
最後に観光業界の自社採用サイトを紹介します。
日本旅行
カラカミ
旅工房
観光業界は魅力的な宣材写真が多いですが、そのぶん業界内での差別化が重要です。
日本旅行
日本旅行の採用サイトは勤務中の社員の写真のみを使用しています。
旅行会社といっても、実際に会社として運営をしていくメンバーにとってリアルな姿はこちら。
また、日本旅行の事業がどのような思いで行われているのか、ビジネスマンとして気になる情報をメインに掲載しています。
カミラミ
それにたいして、カミラミの採用サイトは情緒ある写真を使い、明るいイメージを打ち出しています。
サイト上部には「大学生・大学院生向け」「専門学生向け」「高校生向け」などとわかりやすく導線を用意しているのもポイントです。
ユーザーがわかりやすいのはもちろん、様々な採用活動を積極的に行っているというアピールにもなります。
旅工房
旅工房の採用サイトも、新卒採用か中途採用かをトップページから導線を分けています。
自社採用サイトを作る場合、コンセプトの決定や導線の確保はとても大切。
それさえぶれなければ、採用サイトに掲載する情報が多くなってもユーザービリティは確保できます。
自社採用サイトで求人するメリット
冒頭でも触れましたが、自社採用サイトで求人をした場合は以下のメリットがあります。
見込みのあるターゲットを設定できる
ターゲットに合わせたデザインで作成できる
資産として手元に残る
効果を測定し試行錯誤できる
まず、自社で採用サイトを作る場合、ターゲット層に合わせたデザインを作成することができます。
例えば金融系の会社なら誠実なイメージをアピールするためにブルーを基調としたデザインにするかもしれません。
勤務年数の長い社員が多いことをポイントとするなら代表者の写真やプロフィールなどを掲載すると説得力が増します。
このようにターゲット設定も一から自社内で話し合えますし、効果を測定し試行錯誤することも可能です。
ノウハウが蓄積し社内の人材が育つのは、採用活動を超えたメリットとも言えますね。
自社採用サイトで求人するデメリット
しかし、自社採用サイトを運営するデメリットもあります。
コストがかかる
自社の認知度が求人力に直結する
まず1つ目はコストがかかること。
一から自社採用サイトを作成する場合、サイト構築やデザインをプロに依頼すると30万円~100万円ほどの費用がかかります。
この価格は法人に依頼するかどうかや、どれだけ凝ったデザインにするかで差が生まれます。
また、独自ドメイン(URL)で作成する場合は数千円の費用が月額で必要です。
その他、定期的に記事を更新するなら社内の誰が担当するのかも決める必要があります。
最初は自社の認知度が求人力に直結してしまうのもデメリットといえます。
リリースしたばかりは自社名をそのまま検索した「既に興味をいだいていたユーザー」となりがちで、中小企業は自社の求人ページに訪れるための施策を行わなければなりません。
ただし、自社採用サイトは運営し改善していくうちにサイトそのものが育ち、Googleなどの検索エンジンから閲覧者が訪れるようになります。
もし「業界名 中途採用」などのキーワードで検索上位に表示されるようになれば、自社の認知度をあげてくれるでしょう。
魅力的な自社採用サイトで優秀な人材を迎えよう
自社採用サイトをもつメリットとデメリット。
あわせて、既存の自社採用サイトの中からより素敵なものを厳選して紹介しました。
魅力的な自社採用サイトを設ければ事業としての箔がつくのはもちろん、応募者とのミスマッチも減ることでしょう。
ぜひ素敵な自社採用サイトを作成し、優秀な人材を迎え入れましょう。
関連記事
ちょくルートMagazineについて
ちょくルートMagazineは、経営戦略は「人」であると考える経営者、人事担当者向けに人材不足の問題を解消すべく、採用に関するニュースや求職者動向、成功事例を発信するメディアです。特に、自社採用サイトを活用した採用手法をお届けしています。