応募者が選考プロセスの途中で離脱してしまう、採用から少し経つと採用した人員がすぐ辞めてしまう……。

そんなお悩みをお持ちの採用・人事担当者様に向けて、ユニークな求人サイトをまとめました。

5つの業界にわたって10サイトをご紹介します。

それでは業界別の特徴的な求人サイトについてお伝えします。

IT業界
デザイナー・クリエイター業界
アパレル業界
医療・介護業界
観光・ホテル・飲食業界

5つの業界は上記の通り。まずはIT業界から紹介します！

IT業界からは「Find Job」と「geechs job」についてお伝えします！

業界の流れが速いIT業界においては、採用活動のスピードにも速さが要求されるもの。

「Find Job」も「geechs job」も求人対応の速さは圧倒的で、かつ他にもメリットを複数備えた求人サイトです。

Find Jobは、1度に正社員、フリーランス、アルバイトなど3つの雇用形態が同時掲載可能な求人サイト。さらに1名応募獲得の相場は1万円未満（約3,000円～8,000円）と、圧倒的なコストパフォーマンスが魅力です。

求職ユーザーはIT業界のクリエイター・エンジニアが中心で、20歳～35歳の登録ユーザーが80%とのこと。AbemaTV、ニコニコ動画、YouTubeなど多数の大規模メディアでプロモーションを展開しているのも、企業として安心感がありますね。

最短で24時間で掲載が開始できるというスピード感からも、手早く求人しサクッと人員を補給したい企業に向いています。

geechs jobは企業とフリーランスエンジニアをつなぐマッチングサービス。

業務委託(準委任)契約で、週5日の常駐型作業を主に取り扱っています。

最短2営業日で参画可能なので、急な業務繁忙にもある程度対応が可能です。

15年にわたる事業実績で、15,000名の豊富なフリーランスエンジニアの登録があるというのも安心感がありますね。

自社社員というよりはプロジェクトメンバーとしてフリーランスと取引をしたいIT企業におすすめです。

デザイナー・クリエイター業界からは「CINRA JOB」と「ViViViT」についてお伝えします！

デザイナー・クリエイター業界では、自分がどのような作品を作成しているかを示す「ポートフォリオ」が就職・転職活動においても重要。

特に「ViViViT」は、求職者ポートフォリオを活用して活動がしやすいサイトとなっており、人気を集めています。

CINRA JOBは、クリエイティブカルチャー系ポータルサイトでは日本最大規模のCINRA.NET（月間200万人来訪・2014年10月時点）から生まれた求人サイトです。

求人募集の記事下に募集中の職種が掲載されていて簡単に登録可能。

利用者にとって使いやすいサイト設計がなされています。

また、CINRA JOBから生まれたCINRA JOB AGENTでは、別途申込みで求職者の選定をCINRA JOBが実施しニーズに合ったクリエイターを紹介。

さらに書類選考、1次選考に該当する部分をCINRA JOB側で代行してくれます。

ViViViTは、求職者が事前に求人サイトへ作品をアップしておき、その作品を企業側が検索して採用する、というスタイルの求人サイト。

採用ニーズにあった求職者が見つかったら「話したいボタン」でアピール。マッチング成立で直接チャットが可能です。

ViViViTはクリエイティブ系就活サービスにおいては掲載社・登録者国内1位で、美術系学校卒業生のおよそ5人に1人が使用という大規模な求人サイト。

応募者のポートフォリオをしっかり見てから会話したい企業におすすめです。

アパレル業界からは「Fashion HR」についてお伝えします！

アパレル業界は、販売職だけでなくMD、バイヤー、VMD、営業など職種は多岐にわたるもの。

「Fashion HR」は登録者の49%がMD、バイヤー、VMD、営業などの職種を経験済みです。

Fashion HRは、ファッション業界求人に特化した求人サイト。

主にスカウトサービスによってユーザーに直接アプローチする仕組みです。

LOUIS VITTONやGUCCIなど、世界的なラグジュアリーブランド、デザイナーズブランドも直接求人情報を掲載しています。

登録者の49%のユーザーがMD、バイヤー、VMD、営業などの職種を経験しているため、即戦力となる人材を求める企業におすすめです。

メディア業界からは「映像しごと.com」と「広告転職」についてお伝えします。

メディア業界には他の業界と比較すると多種多様な仕事があり、求職者にとっては仕事内容が不明瞭であることや、希望職種のミスマッチが怖いもの。

「映像しごと.com」は仕事内容の明瞭さを、「広告転職」は職種を40種類以上網羅し、ミスマッチのリスク減少を重視したサイトです。

映像しごと.comは映像・動画クリエイターのための求人サイトです。

求人サイトへのログインが不要で、仕事を探したい時に求職者が「拘束期間・ギャラ・時期」で直感的に検索できます。

求人ページには無料で制作会社の動画作品を掲載でき、求職者に見てもらえるのも大きなポイント。

旬なキーワードを常にピックアップしており、関連する求人情報を1-Clickで検索できる便利な機能もあります。

広告転職は、広告・Web業界に特化した求人サイトです。
運営歴はなんと11年。利用企業にも電通、博報堂、ADKなど、有名企業が並んでいます。

登録ユーザーの70%が広告・Web業界経験者で、月間平均75万PVの大規模な求人サイト。登録ユーザーも60,000人（2017年3月現在）を超えています。

ミスマッチを防ぐために40種類以上の職種分けを設けているのも大きなポイント。

膨大な数のユーザーをうまく企業側とマッチングできます。さらに求職者側のWeb履歴書に作品を添付できるようになっているので、質の高い書類選考も行えるでしょう。

医療・介護業界からは「コメディカルドットコム」についてお伝えします！

医療・介護業界では求人サイト手数料による給与査定引き下げや不合格になってしまう事態がありますが……。

コメディカルドットコムは業界最安値へチャレンジすることで、このような就職・転職に関わるリスクを減少させています。

コメディカルドットコムは業界最安値を目指す医療・介護業界に特化した求人サイトです。

採用課金は年収の2%～10%で、しかも掲載費は無料。応募者が入職するまで一切費用はかからない仕組み。採用課金が少ないことで合格率・給与査定も他の採用サイト比べて高くなっています。

さらにSEO施策もしっかり行われていてGoogleやYahooなどでも上位表示されるようになっており、月間36万人以上の利用者数があります。

観光・ホテル・飲食業界からは「求人@飲食店.com」と「スミナビ」についてお伝えします！

観光・ホテル・飲食業界は人の流れが比較的早く、採用活動費用が膨れ上がってしまう企業も少なくありません。

求人@飲食店.comは複数の雇用形態や職種を募集しても料金が変わらず、スミナビは応募者の連絡先を認知するまで料金が発生しないという企業に負担が少ない仕組みになっています。

求人@飲食店.comは、その名の通り飲食店に特化した求人サイトです。

お店ごとの掲載形態をとっているのが特徴で、複数の雇用形態や職種を募集しても料金が変わらないのが嬉しいですね。

また、お店のジャンルごとに特集記事を週替りで組んでおり、採用ターゲットへ効果的にアピールしていけます。オプションサービスを別途契約することで、自店の特集記事を掲載できます。

スミナビは寮つき求人の専門サイトです。

住み込みのお仕事を希望する求職者の年齢層は幅広いですが、若年層から年配層までカバーする「WEB応募×連絡先確認課金」と「電話応募×電話応募課金」の2つの形態を組み合わせて課金を行っているのが特徴です。

連絡先を確認するまでは一切費用がかからないので企業側にとっては低リスクの求人サイトであると言えるでしょう。

また、無料ではじめから50案件掲載でき、1課金が4000円であるところも大きな魅力です。中小企業でも使いやすいサービス形態・価格です。

忙しい中での求人サイト利用は、採用活動の心強いサポートとなります。

中小企業の場合、担当者は他の業務と兼務し採用活動を行っている場合もあります。

そんな忙しい状況であっても、自社に合った採用サイトを選べれば簡単に優秀な人材を確保できる確率があがるでしょう。

ただ、求人サイトを妄信してしまうのは危険です。

求人サイトの登録にはもちろん費用がかかります。サイトそれぞれに制約もあるため理想の求人内容がある企業にとっては不便に感じるでしょう。

何事も一長一短。理想の求人内容が決まっているのであれば、自社の採用ホームページを作るのも良い手段です。

自社の採用ページであれば、求人媒体だけでは伝えきれない会社の魅力や求める人物像をより詳しく伝えられます。

もちろん作成には費用がかかりますし定期的な運用工数が発生しますが、採用サイトの利用とどちらが自社にあっているのか検討してみてはいかがでしょうか。

なかには少ないコストで採用サイトを作る方法や、無料で使える採用サイト構築システムもあります。これらについては別の記事で詳しく解説していきます。

必見！少ないコストでの自社採用サイトの作り方まとめ

 

自社の特徴にあった求人方法を選べば、実りのある採用活動ができます。

応募者の質・量の向上を狙い、業務効率化をねらいましょう。