ちょくルートMagazine

2018/10/18

人材紹介会社のリアルな部分~おさえておきたい有名転職エージェントの特徴まとめ~

人材紹介会社のリアルな部分~おさえておきたい有名転職エージェントの特徴まとめ~
会社をあげての採用活動を効率化させるには「人材紹介会社」を利用する手もあります。しかし、人材紹介会社(転職エージェント)は選び方がとても重要です。

今回は人材紹介会社のメリットとデメリットを紹介。さらに有名転職エージェントをいくつか特徴をふまえてご紹介します。

人材紹介会社とは

人材紹介会社(転職エージェント)とは厚生労働大臣の許可を受けて職業を紹介する、民間の職業紹介業のことです。

人材紹介会社では専任のコンサルタントが就職希望者の希望業種や職種を把握。適性を見極めた上で最適な企業を紹介する仕組みです。

中小企業の採用担当からすれば、事前に希望を知らせておくだけで条件にあった人材を紹介してもらうことができます。

数ある採用活動方法のなかで、もっとも会社としての実働が少なくなる方法と言えます。

人材紹介会社を使うメリット

ざっくりと人材紹介会社(転職エージェント)について紹介しました。

よりメリットをまとめると以下の通りです。
・第三者目線で自社に合う人材を紹介してもらえる

・面接日の設定など細かい部分の手間がなくなる

・フォローを受けた一定レベルの応募者のみの対応で済む

・非公開求人として募集できる
まず最も大きなメリットは第三者目線で自社に合う人材を紹介してもらえることです。

人材紹介会社にはエージェントがいて、「合いそうだな」と思った求職者に情報を提供します。そのため、企業からすれば第三者目線で実力がともない、雰囲気に合いそうな人だけを面接することができるのです。

しかも、そのエージェントはずっと採用のサポートをしてくれるため、面接日の設定など細かい部分を設定する手間も少なくなります。

エージェントは面接や資料を用意するフォローなども担当するため、指導を受けた一定レベルの応募者のみの対応で済むのも大きいですね。



また自社で採用活動を行う場合、どんなエントリーでも社員が目を通さなくてはいけません。
規模が大きくなればそれだけ工数がかかるでしょう。
人材紹介会社からの採用に絞り、入り口をあえて狭めることで、効率的な採用活動ができるのです。

会社を運営していると表立って求人をすると角が経つ場合もあります。その時に人材紹介会社を利用すれば、第三者から求人活動を行っていると悟られずに済みます。

人材紹介会社にだした求人は、あくまで登録し担当者から認められた人しか知ることができません。非公開求人として募集を行いたい場合も、人材紹介会社が最適です。

人材紹介会社を使うデメリット

どんなことにもメリットがあればデメリットもあるものです。

人材紹介会社(転職エージェント)を使用するデメリットは以下の通りです。
・1人あたりの採用コストが高い
・社内に採用ノウハウが蓄積されない
まず、人材紹介会社を利用すると1人あたりの採用コストが非常に高いのがデメリットです。

人材紹介会社の手数料は市場で決められているわけではありません。

ただ、求職者の想定年収の30%~35%が相場とされています。

つまり、想定年収が400万円の人材を採用する場合、30%なら120万円の手数料が発生するのです。

医療従事者やエンジニアなどの技術職や資格保有者であれば推定年収はもっとあがるでしょう。
つまり、手数料も高くなるということです。



また、人材紹介会社を利用した場合、採用そのもののプロセスをほぼ委託します。
そのため採用自体はスムーズになりますが、社内にノウハウを蓄積することは難しいでしょう。人材紹介会社を利用するのは、すでに社内にノウハウが十分に蓄積されているか、自社での採用活動をしばらくする予定のない会社が理想と言えます。

おさえておきたい有名人材紹介会社5選

おさえておきたい有名人材紹介会社(転職エージェント)もあわせてご紹介します。

取り上げるのは以下の5社です。
・リクルートエージェント

・パソナキャリア

・type転職エージェント

・DODA

・JAC Recruitment
先ほどもふれましたが、人材紹介会社にはそれぞれ得意とする業界や年齢層があります。

自社の理想似合う人材紹介会社を選ぶことは、有意義な採用活動の一歩です。

リクルートエージェント

リクルートエージェントは国内最大手の転職エージェントサービスです。

「リクナビNEXT」と同じく株式会社リクルートキャリアが展開。大手企業や東証一部上場企業も登録していますし、なによりそのブランド力は企業として利用するのに調度いいですね。

登録者数が多いため年齢層も広がりがありますが、逆にいえば20代から40代まで幅広い求人に活用できるのがメリットです。

業界も幅が広いので、様々な人員の確保に利用できるでしょう。

パソナキャリア

パソナキャリアは常時25,000件の求人件数を保有、取引実績企業は16.000社以上という華やかなデータをもつ人材紹介会社です。

各専門分野の業界情報・転職市場に精通したキャリアアドバイザーが在籍していることもあり、より専門性をもつ人材の紹介が期待できます。One To Oneのサポートもしているため検討中のやり取りもスムーズでしょう。

type転職エージェント

「Type転職エージェント」は株式会社キャリアデザインセンターが運営する人材紹介サービス。

まず株式会社キャリアデザインセンターは設立1年後の1994年から人材紹介事業を行っています。

そのため、Type転職エージェントも業界では老舗として圧倒的な知名度と信頼を得ています。

既卒・第二新卒はもちろん40代の登録者も多く、幅広いニーズに対応できるのが魅力です。

業界としてはITやサービス関連、職種としては営業のマッチング率が高い傾向にあります。

DODA

DODA(デューダ)は、国内最大手人材紹介会社のひとつである「パーソルキャリア株式会社」が運用する全国展開の転職エージェントサービスです。

リクナビNEXTに次いで求人数が多く、業種もかなり幅広いのが特徴。「他業種から採用し社内に新しい風をいれたい」と考えている場合や「前職の業界にはこだわらず経理など会社運営に必須の部署を強化したい」といったタイミングに活躍するでしょう。

JAC Recruitment

JAC Recruitment(JACリクルートメント)はハイキャリアと外資系の転職に特化したエージェントです。30歳以上から40代の転職成功率が高いのも特徴の1つですね。

また登録者に対し24時間以内のレスポンスをPRしているため、利用企業としてもサクサクとスピード感のある採用が期待できます。

人材紹介会社を適切に使い人材を確保しよう

人材紹介会社選びにはしっかりと時間をかけるようおすすめします。

自社にあった人材紹介会社を選んだ方がミスマッチが少なく、戦力となる人材を優先的に確保できるでしょう。最初に相性のいい人材紹介会社を選ぶことができれば、今だけでなく翌年以降の採用活動もスムーズになります。

今回は特に有名な人材紹介会社の特徴をまとめました。
それぞれの特徴を把握し、適切な手段をとるように心がけましょう。

求人・採用に関すること、まるごと相談にのります!

採用でお悩みのご担当者様、 どんなことでもお気軽にお問い合わせください。

関連記事


ちょくルートMagazineについて

ちょくルートMagazineは、経営戦略は「人」であると考える経営者、人事担当者向けに人材不足の問題を解消すべく、採用に関するニュースや求職者動向、成功事例を発信するメディアです。特に、自社採用サイトを活用した採用手法をお届けしています。

ちょくルートMagazine