自社でサイトを作成すれば採用活動をスムーズに行えるかもしれませんよね。

しかし、しっかりと費用対効果を意識しないと、採用サイト制作はコストだけが膨らんでしまいがち。

そこで今回は無料で採用サイト構築ができるツールをまとめました。

無料といっても様々な機能を備えたものが多いため、理想的な採用サイト作成に役立ててください。

採用サイトを構築するといえば自社制作や外注を思い浮かべる人が多いはずです。

しかし、現在は無料で採用サイトを構築できるツールも多くあります。
単純にサイトを作成するだけであれば0円で可能なのです。

サイト構築システムにはそれぞれ特徴がありできることが異なります。

自社が必ずほしいツールを完備しているシステムを選べば、より理想とするサイトを作成できるでしょう。

それでは、無料採用サイト構築システムを紹介します。

・ engage
・ モッピージョブクラウド
・ Talent Cloud
・ 採用係長

今回、紹介するのは上記の4つです。
 

engage（エンゲージ）は採用業界大手のエンジャパン株式会社が提供するツールです。

求人検索エンジンIndeedへの求人掲載のほか、facebook等外部サービスとのSNS連携も可能です。
また、作成した採用サイトは最短10分で公開できるのも大きな魅力です。

engage専用のカスタマーセンターがありサポートも充実していますので、無料採用サイト構築システムの利用が初めてであっても安心です。

基本機能内容は以下の通りです。

・ 自社採用サイト作成
・ en転職(630万人登録)スカウト送信
・ エン転職と連携し募集要項作成
・ 応募ユーザー管理
・ パネル写真提供
・ スマホ対応
・ 検索エンジンに求人自動掲載
・ SNS連携(facebook、twitter)
・ 自社サイトにリンク
・ リンクウィジェット

かなり内容が充実しているため基本機能だけでも十分なサイトが作成できます。

また、有料機能は以下の通りです。基本機能に慣れてきたら、必要に応じて使用するのも良いですね。

・ プライムスカウト(現在、新規申し込みは受付なし)
・ オンライン適正テスト
・ 入社後のフォロー「HR On Board」
・ ビデオインタビュー

特に「HR On Board」については、手薄になりがちな入社後のフォローをアンケートの実施によってサポート。独自のビッグデータから離職リスクとそのフォローに向けた対策をアドバイスしてくれます。入社者3名までは無料で利用できるのもポイントです。

モッピージョブクラウドは株式会社セレスが運営するツールです。

独自のノウハウによる検索エンジン最適化（SEO、Indeed)など対応が行われており、
また、採用課金型モッピーバイトへの同時掲載が可能です。契約社員や社員の募集などにも対応しておりますが、モッピーバイトとの連携から主にアルバイトの採用に関しての強みが見えます。

さらに、モッピージョブクラウドではQRコードを簡単に発行し、店頭ポスターやLINE＠やメルマガなどでの告知をすることもできます。

さまざまな方法を使い効率良く集客すれば、応募者増加を期待できますね。

Talent Cloud（タレントクラウド）は、株式会社タレントクラウドが運営するツールです。募集ページやブログのような機能を備えた自社サイトを構築することができます。

特徴的のは、あらかじめ自社に興味のある人材に対して自社をフォローしてもらい社員の退職が発生した場合に告知するいう機能があること。

平たく言えばダイレクトリクルーティングのためのデータベースとしてフォローリストを利用できるのです。

日ごろから自社の魅力を的確に発信できれば、人員が減ったタイミングで自動的にアプロ―チができ、採用コストをかけずに採用が可能なのです。

また有料登録が必須ではありますが「Talent Cloud SaaS」というサービスも存在します。
これをすればフォロー状態にない人も含め候補者をリスト化し管理ができます。

費用は月額2万円ほどとなりますが、ほぼ全自動で就業希望者の情報を得られるため、組み合わせて利用するのも良いかもしれません。

採用係長は株式会社ネットオンが提供するサービスです。
Indeed集客のプロが開発したIndeed集客のための採用システムで、採用ページを最短2分で無料作成でき、Indeedへの求人掲載もワンクリックでOK。Indeedと自社採用ページを連携させたい方にとっておすすめです。

またプロモーションも積極的に行われており、ニッポン経済新聞、キーマンズネット、週刊アスキーなどの有名メディアに多数掲載されています。住友不動産販売、SHARP、東芝テックソリューションサービスなど大手企業で導入実績があり、サービスの信頼性もあります。

料金体系は、下記表はこちらに記載されています。

　https://saiyo-kakaricho.com/pricing/　

今回紹介したどのサービスも無料採用サイト構築ツールにより、他社採用サイトに勝るとも劣らないデザインの採用サイトを作れます。

また、無料採用サイト構築ツールの他に採用管理ツールが付属しているサービスが多いので、採用サイトの運用に慣れてきたら必要に応じて使うと更なる採用活動への効果が期待できるでしょう。

ただし、無料の利用の場合は独自ドメイン（オリジナルのURL）でサイト運営はできません。

あくまで無料なのは構築ツール。無料ドメインだとほとんどの場合はサービスの定めたURLを利用することになります。

自社ドメインで運営をしたい場合はオプションで独自ドメインに切り替えるなどの対応が必要です。割高になってしまう可能性もあるため、契約前に内容を確認しましょう。

ちなみに独自ドメインは、将来的にgoogleの検索で優位になる可能性があります。

あるワードで検索しても構築ツールの提供する無料ドメイン（構築ツールのサブドメイン）だと、同じサブドメインのサイトがたくさんヒットする可能性は低いです。

同じ内容を記載していても同サブドメイン内に競合があれば、検索順位に繋がらなくなってしまうのです。

また、コーポレートサイトからリンクしても、ドメイン的に違和感がないというメリットもあります。

有料の採用サイト構築CMS　「ジョブベース」　では、最初から独自ドメインでの取得を推奨しています。

こういった点からも独自ドメインの獲得は考慮すべきと言えます。

テストとして採用サイトを運用するためや、すでにある採用サイトの機能を補完するためであれば無料ツールで十分でしょう。

しかしメインの採用サイトとして稼働させる場合は、独自ドメインでの利用を前提としたツールのほうが長期的に見て利益が大きいといえます。