ちょくルートMagazine

2018/11/13

流行っている?就活で見かける怪しく感じてしまうフレーズ12選

流行っている?就活で見かける怪しく感じてしまうフレーズ12選
就活でよく見かけるけど、なんだか怪しく感じてしまうフレーズをカテゴリ別にまとめてみました。
また、どうして怪しく感じるのかも考えてみます。

※ここで紹介する言葉は、ほとんど良い意味で使われていることはわかるのですが、場合によってはよい意味にとられないこともあるということで、あえて辛口で書いています。
〈執筆者プロフィール〉
現在大学4年生で長期インターン中。
大学3年の1月から4年の11月まで、さまざまな手段で就活をしていた。
地方学生で、2019年度から東京で働くことが決まっている。

『言葉の定義が曖昧』編

優良企業


人材紹介のメールなどでよく見ますが、どうにも怪しく感じてしまいます。
優良企業とはどんな企業のことを示しているのか非常に曖昧ですし、多用されすぎていること自体がこの言葉の怪しさを高めています。
似たもので、「ホワイト企業」などもあります。
 

圧倒的に成長できる


これは企業だけでなく就活生も言いがちですね。
「成長できる」と言いますが、具体的にどんな能力がどのようにして成長するのか曖昧です。
就活生が使う場合には、「向上心がある」ことや「何かしら社会で活躍できる力をつけたい」ことを総合してこの言葉に集約するのでしょう。
しかし言葉だけ見ると、なんだか中身がないように感じてしまいます。
 

コミュ力がある


これは就活生が言いがちです。
企業側もコミュ力のある学生を求めていますが、真にコミュ力の高い人は自分から「コミュ力がある」とは言いません。とはいえ上手く言い換える言葉が見つからないので、この言葉を使ってしまいがちになります。具体的な能力を提示せず、「コミュ力」とまとめてしまうから怪しく感じるのかもしれませんね。

『中身が伴っていない』編

服装自由


服装自由と書いてあるから自由な服装でいったのに、「服装自由と書いてあっても、普通はスーツで来るものだよ」と言われる事件が多発。
なぜ服装自由と書いたのか。
「服装自由」を「スーツで来い」と読める人材が欲しかったのか。
とはいえ本当に服装自由な企業もたくさんあるので、いつも怪しいとは限りません。
 

未経験歓迎


ITエンジニア職の募集要項などによくみられます。
未経験歓迎と書いてあるにもかかわらず、実際に未経験で行ったら「本当に興味があるなら、もうある程度経験しているはずだ」などと言われることがあります。
とても歓迎されているようには思えませんね。
しかし本当に未経験から採用される場合もあるので、いつも怪しいとは限りません。
 

即日内定


そんなわけあるかい、とツッコミを入れたくなりますね。
合同説明会イベントなどでみられます。
採用後期の1day選考などではありえますが、合同説明会イベントで即日内定をもらう人はなかなかいないと思います。
 

あなただけに、○○名限定


たいてい私だけでもありませんし、○○名限定でもありません。
○○名限定に関しては、「○○名ならすぐ埋まっちゃう!申し込みしなきゃ!」と思わせるためのものなのでしょう。
実際行ってみたら○○名の二倍いました。
企業の人がこの人数に対して就活生がこの人数なら、たくさん話せるなと思って行ったので、残念でした。

『不安になる』編

裁量を持った仕事


「自分にしかできない仕事がしたい」という学生にとっては願ってもない言葉ですが、やはり怪しさを感じてしまいます。
悪いことではないのですが、人が足りていないので、若手の内からがんがん責任を持って働いてもらうという意味にも取れます。
そういう環境で「成長」したい人にはよいと思います。
 

こんな学生はすぐ落とされる


Facebookなどの広告で見られます。
「採用担当者が困っています」「そんなスキルで就活するの?」「まだそんなことやってるの?」のような煽り文句とともに現れます。
求職者を不安にさせてクリックしてもらうタイプの広告ですね。
もはや怪しいを通り越しています。
 

1day選考


地方からの上京学生や就活を早く終わらせたい人にとってはありがたいですが、ちょっと怪しいです。
内定をもらえても、「一日だけの選考で内定出しちゃっていいの?!」「本当にちゃんとマッチングできているの?」という気持ちになります。
一日で終わるというメリットがデメリットにもなってしまうケースですね。

その他の怪しい言葉

人財


とても素敵な言葉ですが、あまりにもいたるところで見られるので、うさんくさく感じてしまいます。
いっそのこと辞書にでも載れば、そのうさんくささはなくなるでしょう。
 

特別選考枠


人材紹介会社などのメールでよく見ます。
通常の選考ルートとは全く別の過程が用意されている場合もあれば、公開されている通常の選考と何が違うのかわからないという事例もあります。

なぜ怪しく感じてしまうのか?

怪しくなってしまう理由はどうやら、言葉の意味が不確かだったり、実が伴っておらず誇張されているといった点にありそうです。
また、「優良企業」「コミュ力」「人財」のように、あまりに多く聞くようになったためにうさんくささを増してしまっている言葉もあります。
もしもキャッチコピーなどを考えることがあれば、流行っている言葉やよく聞く言葉に頼らず、自分の言葉で表現してみてくださいね。

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