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大卒がアパレル業界に就職するのはもったいない理由とは?大卒で就職するメリットも紹介

大卒でアパレル業界に就職するのはもったいない、と言われた方は少なくないでしょう。

アパレルは大卒でなくても就職できる業界とは言え、大切な仕事の1つです。

それなのに大卒でアパレル業界に就職する際、悩んでしまうのはなぜなのでしょうか。

この記事では、大卒でアパレル業界に就職するのはもったいない、と言われる理由、大卒でアパレル業界に就職するメリットについて解説します。

アパレルに就職したいけれどどうしよう、大卒の学歴を活かして他のところに就職すべきなのでは、と悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

目次

大卒がアパレル業界に就職するのはもったいない理由

大卒でアパレルに就職する、と周囲に伝えると、反対されることもあるでしょう。

多くの人の役に立つ仕事なのに、どうしてアパレル業界への就職に否定的な人が多いのか、よくわからない方は少なくないはずです。

そこでここからは、大卒ならではの視点からアパレル業界に就職する際のデメリットを解説します。

アパレル業界に興味のある方は、ぜひ最初にチェックしてください。

大卒給与の平均年収が低いから

アパレル業界は、他の業界と比べて平均年収が低めになっています。そのため、給与のことだけを考えるなら他の業界に就職することも検討すべきでしょう。

アパレル業界の・ファッション業界で働く人の平均年収は、341万円です。もちろん職種によって違いがあり、もっとも給与の高いOEM営業であれば464万円になります。

しかし、アパレル業界でもっとも一般的な仕事である販売の仕事の平均年収は316万円(2021年度)と低めです。

大卒の学歴があれば、もっと給与の高い仕事にも就けるため給与面でアパレル業界の就職がもったいないと言われることは多いでしょう。

数ある業界のなかで、給与が高い業界の平均年収をまとめたのが、次の表です。

スクロールできます
業界平均年収
金融455万円
IT433万円
総合商社434万円
専門商社408万円
サービス業367万円

アパレル業界には多数の仕事があり、一般的には小売業に含まれます。アパレル業界に限らず小売業の平均年収は低めで、人材紹介サービスを提供する「doda」の調査によると、小売業の平均年収は数ある業界のうちもっとも低い351万円です。

新卒として会社に入ることができる方であれば、アパレル業界以外にもさまざまな選択肢があります。アパレル業界で成功を納め高い給与を得ることは可能ですが、平均年収のことをしっかり考えたうえで検討してください。

離職率が高いから

アパレル業界は離職率が高く、長く働くのが難しい業界であるため、周りから就職を反対されるケースは少なくありません。アパレル業界を含む小売業において、 新規学卒就職者の3年以内離職率は大卒平均で37.4%です。

これは、大卒全体の平均である31.2%より、少し高い状況にあります。また、アパレル業界は高卒の離職率も高く、47.8%となっています。

離職率が高卒・大卒共に半数を超える宿泊業・飲食サービス業には及びませんが、全体的な傾向としてアパレル業界の離職率は高めだと言えるでしょう。

一方、離職率の低い電気・ガス・熱供給・水道の離職率は、大卒平均でわずか11.1%です。

また、2番目に離職率の低い業界である鉱業・採掘業・砂利採取業も離職率11.5%と、10%台となっています。

1つの職場で長くキャリアを積みたいなら、アパレル以外の業界で働くことも検討しましょう。

アパレル業界の離職率が高い要因としては、次のようなものが挙げられます。

  • 他の業界と比べ平均給与が低い
  • ファッションに気を遣い続けなければならない
  • 業務量が多い
  • 毎月のノルマが厳しい

アパレル販売員として働く場合、立ち仕事などノルマもあり、自社製品の購入を要求されることもあるため洋服が好きという強い気持ちがなければ労働環境はハードです。

本当にアパレル業界に行くべきなのか、仕事の厳しさを考慮に入れたうえで判断しましょう。

高卒・短大卒・専門卒でも就職できる業界だから

アパレル業界は大卒の経歴がなくても就職できる業界であるため、「大学を出たのに高卒・短大卒・専門卒でもできる仕事をするなんてもったいない」と言われることが多いです。

アパレル業界にはさまざまな職種があり、大卒にしかできない仕事もあります。

しかし、アパレル業界でよくイメージされる販売職は多くの場合学歴を不問としているため、大卒で入ることに抵抗感を持つ方は少なからずいるでしょう。

また、デザイナー・パタンナーなど専門の知識や経験が必要な仕事であれば、大学で一般的な科目を学ぶより、専門学校などでアパレルに特化した勉強をする方が就職で有利になるケースもあります。

アパレル業界に就職することだけが目的であれば、大卒でなくても問題ありません。

大卒でアパレル業界を目指すなら、業界内で何をしたいのか明確に決めておくことが大切です。

大学卒業後アパレル業界に就職するメリット

アパレル業界にはデメリットもあるため、大学を卒業してまでアパレルに行くのは惜しい、と考える方は少なくありません。

しかし、アパレル業界には大学で学んだ経験があるからこそできることもあります。

ここからは、大学を卒業した後、アパレル業界に就職するメリットについて解説します。

アパレル業界で活躍したい方、大学での経験を活かしたい方は、ぜひ読んでみてください。

最初から本社勤務の募集に応募できる場合がある

大学を卒業していれば、アパレル販売員の経験がなくても本社勤務の求人に応募できる場合があります

本社勤務であれば入社直後からブランド全体に関わる重要な仕事につける可能性もあるため、大きなやりがいを感じられるでしょう。

もちろん、アパレル販売員としてキャリアをスタートさせる大卒社員も少なくありません。

しかし、アパレルブランド全体に関わりたい方、アパレル業界で裁量の大きい仕事がしたい方であれば、大卒の経歴を活かし本社勤務を目指すのが良いでしょう。

給与は高卒・専門卒・短大卒より高い傾向がある

大卒であれば、高卒・専門卒・短大卒の社員と同じ仕事をしている場合でも、給与は高めに設定される傾向があります

アパレルを含む多くの会社では、学歴ごとに初任給が決まっており、入社直後から差が出ることも少なくありません。

そのため、アパレル業界全体の平均給与は高くないものの、大卒であればある程度の収入が見込めるでしょう。

募集があれば総合職を選べる

募集が少ないケースもありますが、大卒であればアパレル企業の総合職としても働けます

総合職とは、業務の定めがなく、複数の仕事を経験しながら将来の幹部候補として働けるポジションです。

人事、総務、経理、法務など他業界でも活かせる経験が積めるため、アパレル業界で働き続けられるか不安な方にもピッタリでしょう。

アパレル業界の中には、総合職の募集を大卒に限定している会社もあります。総合職としてキャリアを積むなら大学を出た意味は大きいため、学歴が無駄になることはないでしょう。

ただし、総合職として働く場合、転勤もあり得ます。

家庭の事情などで転勤が難しい場合、勤務地限定の総合職に応募する、規模が小さく勤務地の数が少ない会社を選ぶなどして仕事を両立させましょう。

企業は将来の管理職候補の人材として採用する

大卒の経歴を持ってアパレル企業に応募すれば、将来の管理職候補として採用される可能性もあるでしょう

もちろん高卒・専門卒・短大卒でも管理職を目指すことはできますが、昇進スピードが大卒と異なるケースは多いです。

いち早く管理職としてアパレル業界で働くなら、大卒で入るメリットは大きいでしょう。

アパレル業界に限った話ではありませんが、管理職になれば次のようなメリットが得られます。

  • 給与が上がる
  • 利用できる手当が増える
  • 仕事を部下に任せることができる
  • マネジメント力がアップする
  • 転職で有利になる

管理職になれば負う責任が大きくなり、業務量が増える可能性もあるでしょう。しかし、裁量が大きい分、やりがいも大きくなります。アパレルの管理職に興味があるなら、大卒の経歴は有利に働くでしょう。

大卒からしか入社できない企業もある

アパレル企業の中には、正社員の採用を大卒に絞っているところもあります

とくに「ユニクロ」「GU」などのブランドを抱えるファーストリテイリングなど大手のアパレル企業には、有名大学を卒業した学生から多くの応募があります。

そうした有名企業で正社員として採用されるには、公式の募集要項に明記されていなくても大卒の学歴が必要になってくるでしょう。ただし、販売員のアルバイト・パートであれば大手ブランドで働く場合もほとんどは学歴不問です。

今後どのようにアパレル業界で働いていきたいか考え、必要な経験を積みましょう。

大学卒業後アパレル業界に就職する方法

大学卒業後、アパレル業界に就職する際には反対意見もあるでしょう。

しかし、大卒だからこそ得られるチャンスもあるため、興味があるならアパレル業界への就職を前向きに検討するのがおすすめです。

しかし、そもそもどのようにアパレル業界で働き始めれば良いか、わからない方は少なくないでしょう。

これまでアパレルに関わってこなかった方であれば、なおさら就職方法がわからないはずです。

そこでここからは、大学を出てアパレル業界で働き始めるまでのルートを4つ紹介します。自身に合った方法で、経験を積んでいきましょう。

アルバイトから正社員になる

販売職としてある程度経験を積んでからアパレル業界に入りたい場合、まずはアルバイトから始めましょう

販売職のアルバイトであれば、大学入学直後から始められますし、経験がなくても採用してもらえるケースがあります。

未経験OKのアルバイトを探し、憧れのブランドの雰囲気や考え方を理解しておきましょう。

未経験からアパレル業界に入る場合、アルバイトや派遣社員といった雇用形態でしか雇ってもらえない可能性は高いです。

大卒の場合は本社配属なども狙えますが、企業によって異なるためまずは気になる企業の募集要項をチェックしてください。

アルバイトとしての経験を積んでおけば、働くブランドの雰囲気が合わなかった場合でも経験を活かし、他の会社での正社員登用を目指せます。

もちろんアルバイトをしていた会社で経験を積み、そのまま正社員登用を目指すことも可能であるため、「自分に合う会社がわからない」「まずはアパレル業界の雰囲気を知りたい」といった方におすすめです。

新卒として就職活動する

大学卒業予定の方であれば、新卒として就職活動を行い正社員採用枠に応募するのも良いでしょう

大卒の学歴があれば、大手アパレル企業の本社採用を狙うことも可能です。

もちろん新卒で入社する場合、アルバイトと比べると面接対策などにかかる時間は膨大になります。

大手を狙う場合、積極的にインターンや説明会に参加し、やる気をアピールする必要もあるでしょう。

しかし、新卒として入社できれば、幹部候補生として活躍できます。

また、将来的には仕事の裁量も大きくなり、昇給も狙えるためアパレル業界で販売以外の仕事を積極的にしていきたい方におすすめです。

ただし、新卒で本社採用になった場合でも、現場を知るため入社後一定期間、店頭で働くケースが多いです。

学生時代に販売員の経験を積んでおけば入社後すぐに活躍できるため、新卒採用を狙う場合でも販売員のアルバイトをすると良いでしょう。

大学卒業後専門学校へ通う

デザイナー、パタンナーなど専門的な知識が必要な職種を目指す場合、大学卒業後アパレル系の専門学校に通うのがおすすめです。

デザイナー、パタンナーには知識なしで応募できる求人がほとんどなく、入社前からある程度の経験が求められます。

そのため、必須資格はありませんが、ファッションに関連する専門学校に行かなければ就職が難しいでしょう。

ファッションに関わる知識を学べる学校は、全国に数多くあります。自身に合った専門学校を選ぶため、次のような点をチェックしてください。

  • 就職で実績を出せているか
  • 実用的な授業内容なのか
  • 学費はどれくらいか
  • 学校の雰囲気はどんな感じか

専門学校では、数年に渡ってファッションに関する専門知識を徹底的に学びます。

卒業までには費用も時間もかかるため、大学卒業後にデザイナー、パタンナーを目指す場合は学生時代にある程度お金を貯めておく必要があるでしょう。

大学卒業後アルバイトからスタートする

大学をすでに卒業している場合、アルバイトの仕事からアパレル業界に入るのが良いでしょう

もちろん、人事・総務など職種によっては転職でアパレル企業の正社員を狙うことも可能です。

しかし、基本的にアパレル転職では経験が重視されるため、新卒以外でいきなり正社員になるのは難しいです。

そのため、アパレル企業のアルバイトを探し、キャリアをスタートさせるのが良いでしょう。

アパレル業界では、多くの求人がアルバイトまたは派遣です。求人サイトなどを活用し、未経験OKの職場を探してください。

アパレル業界の主な職種

アパレル業界に就職する際は、詳しい職種についても知っておく必要があります。アパレル業界の中にはさまざまな職種があり、それぞれで必要なスキルや経験が異なっています。

目標としている職種を決めなければキャリア選択を間違えてしまう可能性もあるため、主な職種と必要な経験を知っておきましょう。

ここからは、アパレル業界の主な職種を紹介します。自身に合った仕事を見つけ、生き生きと活躍してください。

販売員・店舗スタッフ・店長

アパレル業界でもっとも一般的な仕事が、販売員・店舗スタッフです。

販売員は店頭に立ち、お客様と直接コミュニケーションを取りながら洋服・雑貨の販売をします。

人と話すのが好きな方、どのようなお客さんがお店にやってくるのか実際に見たい方は、販売員から始めましょう。

正社員として本社勤務になる場合でも、販売員として現場で働く期間があります。

アパレルに関わる人のほとんどが販売員を経験するため、入社前にアルバイトで経験を積んでおくと役立つでしょう。

販売員は接客以外に在庫管理や売上管理、検品なども行っており、販売の仕事を通して店舗運営に関する幅広い知識を学べます。

また、販売員として経験を積めば店長に昇進する機会も訪れるでしょう。マネジメント経験を積みたい方、現場で働き続けたい方は店長を目指して頑張りましょう。

生産管理

生産管理は、洋服・雑貨を販売する最適な時期や生産量を予測し、管理する仕事です。

過去のデータをもとに世の中の需要を見極めながら正確な判断を下す必要があるため、ファッションのみならず幅広い知識が求められるでしょう。

また、生産管理の仕事に就いた場合、材料調達、工場の選定、原価交渉なども行います。

高い交渉力・マネジメント力が必要とされる仕事であるため、生産管理として活躍できるまでには時間がかかるかもしれません。

商品開発

商品開発は、企業が販売する商品の企画立案や開発を行う仕事です。

アパレル企業において、核となるのは商品です。販売する商品がなければ、販売や管理の仕事は成り立ちません。

商品管理はアパレル企業の中で特に重要な役割を担っていると言えるでしょう。

商品開発の仕事に就いた場合、サンプルをチェックしながら実際に販売する商品を決める仕事のほか、販売戦略の立案や商談も担当します。

難しい仕事ではありますが、商品開発は新しい洋服・雑貨の誕生に直接関われる仕事であるため、やりがいを感じる方はとても多いでしょう。

商品開発に求められるのは、自社ならではの売れる商品を企画・開発する力です。

トレンドを読む力はもちろん、自社ブランドへの理解も求められる重要な仕事であるため、一朝一夕で実績を出せる仕事ではありません。

商品開発として活躍するには、さまざまな仕事を経験し知識を身につける必要があるでしょう。

アパレルプレス

アパレルプレスは、ブランド広報の仕事を担当します。ブランドの告知やメディア出演、展示会への出展など、華やかな仕事が多く、非常に人気です。

アパレルプレスには、コミュニケーション能力はもちろん広報の経験も必要です。

未経験からアパレルプレスの仕事に就くのは難しいため、プレスアシスタントとして経験を積んだあと、アパレルプレスの仕事を狙いましょう。

営業

アパレル業界における営業は、自社の商品をショップに置いて貰えるよう、小売店などに掛け合う仕事です。

アパレル営業は、自社製品を持つメーカーの売り上げを担う重要な存在になります。

有利な条件で計画に沿った数を販売しなくてはならないため、高い交渉力が必要とされるでしょう。

アパレル営業に必要な資格はありませんが、各地を回って営業を行うことが多いため自動車免許を持っていると有利です。

営業は、業種を跨いでの転職がしやすい職種です。これまで営業の仕事をしていた方であればアパレル業界でも経験が活かせるため、ぜひ挑戦してみてください。

バイヤー

バイヤーは、自社で販売する商品を厳選し、さまざまなメーカーから買い付ける仕事です。

トレンドを読み解く力、商品の良さを見極める力が必要となるため、アパレルに関する深い知識が必要となるでしょう。

バイヤーは商品を買い付ける際、メーカー側と価格の交渉も行います。

順調に交渉できれば良いですが、交渉の結果次第では会社の利益に大きな影響が出てしまうため、責任の重い仕事とも言えるでしょう。

アパレル業界の経験がない状態で、いきなりバイヤーになるのは非常に難しいです。

販売員、マネージャーとしてのしての実績を求められることも多いため、まずは販売職から始めてください。

ファッションデザイナー

ファッションデザイナーは、販売する洋服のデザインをする仕事です。

アパレルの仕事といえばデザイナー、と考える方も多く、非常に人気の高い仕事だと言えるでしょう。

しかし、デザイナーになるには専門の学校で勉強する必要があります。

知識のない状態でデザイナーになることはできないため、デザイナーを目指すなら専門学校を検討してください。

また、デザイナーに近い仕事として、デザイン画を立体化するパタンナーという仕事もあります。パタンナーにも専門の知識が必要となるため、専門学校に行くのがおすすめです。

総務・人事・事務

アパレル企業に限らず就けるのが、総務・人事・事務など管理系の仕事です。

アパレル業界ならではの知識が必要になる場面も多いですが、他業種からの転職も目指せるため経験のある方はぜひ検討してください。

また、企業にもよりますが未経験OKで総務・人事・事務などの求人を出している企業もあります。

総務・人事・事務の経験は他業種でも活かしやすいため、アパレル業界を含むさまざまな企業で働きたい方におすすめです。

アパレル業界の販売員から大卒が目指す将来のキャリア

アパレル業界の販売員として大卒で入った場合、将来はどうやってキャリアを積んでいくことになるのか疑問に思っている方は少なくないでしょう。

アパレル業界において販売員はもっともスタンダードな仕事であり、将来の可能性はたくさんあります。

そこでここからは、アパレル業界で販売員としてスタートした場合、将来どのようなキャリアを実現できるか解説します。

販売員として働き始めようと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

販売員からマネージャーや店長を目指す

現場で働き続けたい場合、販売員からマネージャーや店長を目指すのが良いでしょう

販売員としての経験を積めば、マネージャーや店長に昇進できる可能性がグッと高まります。

マネージャーや店長になればマネジメント力も身につけることができるため、お客さんとのコミュニケーションが好きな方は目指してみましょう。

本社勤務を目指す

販売員として入社したあと、実績を積み本社勤務を目指すことも可能です。

本社勤務になれば、より幅広い仕事ができるほか、ブランドそのものに関わる大きな仕事を任されるかもしれません。

本社勤務になればさらなる昇進・昇格も狙えるため、現場にこだわらずキャリアアップをした方に向いているでしょう。

ただし、販売員として入社した場合、本社勤務は狭き門です。

アパレル業界で働いた経験を活かし、転職で本社勤務を狙うのが良いでしょう。

トレーナーを目指す

人に何かを教えるのが好きな場合、トレーナーを目指すのも良いでしょう

トレーナーとは、新人からマネージャーまで、幅広い社員の教育を行う専門の職種になります。

マナー研修、新人研修などを行うのはもちろん、社員にブランドの魅力を伝え長く働いてもらえるよう導くのもトレーナーの重要な仕事の1つです。

どのような教え方が最適か、どのようなトレーニング内容なら会社の売上に貢献できるのか、慎重に検討する力が必要になるでしょう。

トレーナーには、アパレル業界における販売・接客に関する深い知識が求められます。

教育を通してブランドに貢献したい場合、販売員としての経験をしっかりと積み、トレーナーを目指しましょう。

異業種へ転職する

アパレル業界で積んだ経験の中には、異業種で活かせるものも少なくありません。

とくに総務・人事・事務など管理系の仕事なら、異業種でも活かせるスキルが多く身に付くため、異業種への転職はしやすいでしょう。

アパレル業界は離職率が高く、業種によっては体力も必要であるため長く働き続けられないケースも少なくありません。

幅広い業界で活躍できる人材を目指しているなら、異業種への転職も考慮に入れて必要なスキルを身につけましょう。  

アパレル業界から異業種への転職におすすめの求人情報サイト

転職でアパレル業界に入る場合、アパレル業界の仕事が多数掲載されている専門の求人情報サイトを利用するのがおすすめです。

ここからはアパレル業界で代表的な求人情報サイトを3つ、紹介します。複数の求人情報サイトを活用し、自身に合った職場を見つけてください。

アパレル業界の異職種なら「クリーデンス」

求人数地域サポート

3,500件

全国

研修制度
おすすめポイント
  • サポート体制が充実
    国家資格GCDFを有したキャリアアドバイザーによる専属サポート体制
  • 約6割が非公開求人
    他サイトでは出会えない求人情報を閲覧できるため、アパレル業界への転職を有利に進めたい方におすすめ
クリーデンス
会社名パーソルキャリア株式会社
本社所在地東京都千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビルディング27F
設立平成1年6月15日
電話番号03-6213-9000
受付時間
公式サイト詳細をみる

アパレル業界内で違う職種に挑戦したい場合、アパレル業界の求人を専門に扱うクリーデンスがおすすめです。

クリーデンスはアパレル・ファッション業界の正社員求人を多く取り扱っており、職種別の検索も簡単です。

アパレル業界の大手企業・ブランドの求人も多数あるため、キャリアアップに最適でしょう。

クリーデンスでは、面接対策・書類対策などさまざまなサービスを無料で受けられます。初めての転職で不安な方は、ぜひクリーデンスを活用してください。

事務職の派遣なら「テンプスタッフ」

求人数地域サポート

45,000件

全国

長期サポート
おすすめポイント
  • 長期サポート
    仕事紹介から就業中、今後のキャリアなど長期のサポートをしてくれます。
  • 主な職種
    事務、金融・証券、テレマーケティング、販売・接客販売・接客、営業、IT関係、物流、研究開発・医事など
テンプスタッフ
会社名パーソルテンプスタッフ株式会社
本社所在地東京都渋谷区代々木2-1-1 新宿マインズタワー
電話番号03-5350-1212
受付時間平日 9:00~19:00
公式サイト詳細をみる
※院により異なる場合があります

派遣社員としてアパレル業界で働き始めるなら、テンプスタッフがおすすめです。

テンプスタッフは派遣社員求人に特化しており、業界トップクラスの求人数を誇ります。

アパレル業界の求人も多数あるため、今後のキャリアアップに向け経験を積むのに最適でしょう。

テンプスタッフには事務職の求人が多く、これまで事務の経験を積んできた方にはとくにおすすめです。

テンプスタッフでは就業後のフォローも充実しているため、派遣の仕事が初めての方も安心でしょう。

色々な業種に挑戦したいなら「リクナビエージェント」

アパレル業界での就職を希望しているものの、他の業界も検討している、といった方はリクナビエージェントを利用しましょう。

リクナビエージェントは、幅広い業界の求人を扱う大手人材サービスです。

アパレル業界の求人はもちろん、異業種の求人もチェックできるためさまざまな企業を比較・検討したい方に向いているでしょう。

リクナビエージェントなら、無料であなたに合った求人を紹介してもらえます。

これまでの経歴を活かしつつ、自身に合った仕事を探したい方はリクナビエージェントを検討してください。

大卒のアパレル業界の就職に関するよくある質問

大卒でアパレル業界を目指す場合、将来や仕事の内容について不安を抱くこともあるでしょう。

そこでここからは、大卒でアパレル業界に就職する際によく出てくる質問とその回答を紹介します。

不安を減らして就職を成功させるため、ぜひ仕事探しの前にチェックしてください。

アパレルの総合職とはどのような仕事内容ですか?

アパレル企業に新卒で総合職として入った場合、経理や人事、プレス(広報)やMD(マーチャンダイザー)、企画など販売職を除く幅広い仕事に就きます

どのような仕事に就くか希望を出せる場合もありますが、企業によっては選べないため、どのような仕事でも頑張る意思が大切でしょう。

もし総合職として始めた仕事が合わない場合、異動をお願いできる可能性はあります。しかし総合職として入る以上、異動を断られるケースも多いため、慎重に検討してください。

アパレル業界に有利な学部はありますか?

大卒でアパレル業界に入る場合、特別有利な学部はありません

ただし、服飾学部や家政学部を卒業していれば、服飾についての基本的な知識を学んだ状態で入社できるため、活躍できる場面は増えるでしょう。

また、アパレル業界で昇進しマネジメントや経営に携わりたいなら、経済学部や経営学部で経済・経営の基本や現代社会の仕組みについて学ぶのがおすすめです。

経済学部、経営学部は他の業界でも活かせる実用的な知識が学べる学部であるため、アパレル業界に行きたいけれど悩んでいる、といった方にピッタリでしょう。

しかし、販売員からキャリアをスタートさせる場合、大学卒業の経歴はもちろん学部を問われることはほとんどありません。

「この学部だから働けない」「アパレル業界で有利な学部を出ていないと就職できない」といったことは基本的にないため、安心して自身の行きたい企業を探しましょう。

販売員からスタートして本社勤務になれますか?

アパレル業界では、販売員として採用された場合でも活躍が認められれば異動や社内公募により本社勤務になることができます

ただし、本社勤務になれる人数は非常に少なく、販売員としてかなり大きな実績を出していなければ難しいでしょう。

また、販売員として採用された場合、基本的に本社勤務の総合職になることはできません。

大卒であれば本社採用にいきなり応募することもできるため、本社採用を希望するなら販売員採用ではなく最初から本社採用を狙うのがおすすめです。

すでに経理・総務・営業など関連する仕事で働いた経験のある方なら、転職でアパレル企業の本社勤務も狙えます。

ただし、アパレル企業の本社勤務は非常に人気が高く、難易度も高いため自身ならではの強みを身につけておきましょう。

まとめ

大学を卒業していなくても、アパレル業界には就職可能です。また、アパレル業界は離職率が高いため、大学を出て安定した仕事に就きたい、と考えている方には不向きかもしれません。

しかし、大卒でアパレル業界に就職した場合、総合職として働ける、管理職候補になれる、といったメリットも得られます。

大学で勉強したことを活かせば、目標としているアパレル企業を引っ張る存在にもなれるでしょう。

アパレル業界に転職で入る場合、アパレル業界に特化した転職サイトを活用するのがおすすめです。

自身のやりたいことを実現するため、気になる企業やアパレルの仕事についてもっと調べてみましょう。

<参考>
クリーデンス
テンプスタッフ
リクナビエージェント

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